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Photo by Akiyoshi Fukuzawa
ダイニングキッチン・〈四畳半〉をあわせると24帖の広がりをもつ、現代の“Chanoma”を提案したマンションの改装です。
住まいの中心には、〈四畳半〉が宙に浮いたようなデザインで配置されています。この部屋は障子で区切ることができますが、それを開け広げると、“chanoma”─“四畳半”─ダイニングキッチンが繋がって、ひとつの開放的な空間としても使える仕組みです。
ダイニングキッチンは黒い板の間でシンプルな和モダンをイメージしたつくりです。キッチンと連結され、また窓に面して配置されたダイニングテーブルは、北側にある外国人倶楽部の豊かな緑を見ながら食事を楽しむことができる場所となっています。
12.5帖の“chanoma”はすべて畳敷き。クライアントが以前からお持ちの座卓や輪島塗の和箪笥が似合う空間です。外部に面する窓にはモダンなデザインの障子を取りつけ、折り上げ天井には天然木の突板を貼ってモダンで高級感のあるホテルのような演出をしています。
マンションのリフォームを検討するにあたり数社に相談しましたが、私が理想とする提案は頂けず半ばあきらめかけていた所、ネットで石先生の設計事務所にたどり着きました。石先生の設計は空間作りや素材使い、生活導線に配慮した間取りなど、建築家ならではの提案力とデザインが素晴らしく感銘の連続でした。度重なる無茶な要望にも親身にこたえて下さり、理想の住まいを実現でき大満足です。