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作品写真
Outline
  • 古墳の濠のほとりに建つ、夫婦のための〈終の住処〉です
  • 濠に面したテラスをはじめ、住まいの随所で古墳の緑を借景として取り込んでいます
  • 敷地と古墳の間に2mの古びたフェンスがありましたが、高床式とすることで敷地のポテンシャルを引き出すことができました
  • 床高を上げた影響は、機能を1階に集約し2階を最小化することで調整しました
  • 動きのある平面と便利な動線を両立し、平屋のように暮らせる構成としています

Analysis of the Site
敷地環境を読み解く

方位
プランづくりの前提条件として敷地環境を読み解いていきます

Plan
平面図

方位
1F
1階平面図
2F
2階平面図

Features
特徴

額縁効果を利用した視線のコントロール

額縁効果とは、窓枠や壁などを額縁のように見立てて、対象の風景を切り取り、またそこへ視線を誘導していく、日本建築でも古来より使われている技法です。今回の計画では、意識してこの効果を用い、古墳の緑を切り取っています。

LDK:

意図的に凸凹をつくりだした空間構成は、随所でその額縁効果を体感できるしかけも兼ねています。とくに29帖もの広さをもつLDKは、南北の両テラスに面していて、長いトンネル状の空間となることで一層額縁効果を増幅し、古墳の緑をより近くに感じられる場所となっています。

作品写真

玄関ホール:

玄関ホールからも、一直線に古墳まで抜ける眺めをつくりました。軽やかで透け感のあるフローティング階段ごしに見る古墳の豊かな自然は、デザインされた人工物と対比されることで、お互いを引き立てています。この空間も細長いトンネル状となっていて、額縁効果が高められており、訪れる客人にも印象深い体験となるでしょう。

作品写真

浴室:

浴室は、北東の遊歩道からの視線を躱せるように、奥まった場所に配置。プライバシーが守られた窓からは、切り取られた緑だけが見えます。

作品写真

Photographs
写真

Data / Credit

上野芝・古墳をのぞむ終の住処Final Dwelling in Uenoshiba:
Overlooking the Kofun
施工 有限会社建築ランド
キッチン GRAFTEKT