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作品写真
Outline
  • 親世帯と隣居、川沿い、旗竿地という条件の敷地に計画した住まいです
  • 親世帯住宅と、適度なプライバシーを確保しつつ繋がっていく関係性を考えました
  • 川に対してすこし角度をつけた方向へテラスをつくることにより、川の奥行きを感じつつ、対岸隣地建物との距離感もコントロールすることができました

Analysis of the Site
敷地環境を読み解く

方位
プランづくりの前提条件として敷地環境を読み解いていきます

Plan
平面図

方位
1F
1階平面図
2F
2階平面図
Section
断面図

Features
特徴

川沿いのテラス

光を望める川沿いにテラスのある庭を配しましたが、川に対して正面に構えるのではなく、すこし角度をつけた方向に開放させることにしました。これにより川の奥行きを感じつつ、対岸隣地建物との距離感も遠くなるため、落ち着いて過ごせる空間となりました。

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南側の庭と、親世帯住宅との関係

南側の庭に対しては、あえて(大きな窓を設けず)「閉じる」ことでプライバシーを確保しつつ、一方で高い位置から光がふんだんに入ってくる仕組みとしました(下記「光を取り入れるスキップフロア」参照)。

この南側の庭へは、川側のテラスからオープンにアクセスすることができますが、テラスから直接は見えない配置となっています。このため適度にプライバシーを守ることができ、親御さんやお祖父様が気を使うことなく庭に出ることができます。お互いがリビングでくつろいでいる時にも視線を気にせず、カーテンをする必要のない開放的な生活をすることができるでしょう。もちろん庭へのアクセスはしやすくしているので、お互いの気軽な交流を阻むこともありません。

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光を取り入れるスキップフロア

個室Bをスキップフロアにすることで、2階の廊下を最小限にすることができ、そこへLDKの吹き抜けを設けることができました。南側は「閉じ」ていますが、この吹き抜けによって南の豊かな光をたっぷり屋内へと取り入れることができます。

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ウォークスルーパントリー

ペニンシュラタイプのキッチンの弱点は、キッチンを回り込む動線になることです。買い物から帰ってきた時に重い荷物を持って回り込むのはちょっと大変です。アイランドにすると回遊できて便利ですが、今度はその動線に用いるためのスペースがもったいなく感じます。そこでキッチンの奥にあるパントリーをウォークスルーとすることにより、スペースを有効利用しつつ、回遊性をもたせることができました。

帰ってきてすぐに買い貯めの生活用品をパントリーに置いて、その流れでキッチンで食料品の整理する/キッチンからパントリーを回って玄関側に抜ける──というふうに、日常の動作をより楽にこなせるプランとなりました。

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Review
クライアントさまからのコメント

houzz

施主の要望を汲みつつ、立地条件を味方につけ、周辺環境に融和する最適解を提案、実現いただきました。期待以上の家となり大変満足しています。

Data / Credit

川沿いの2世帯住宅Multi-generational House
along a River

施工 株式会社須々木工務店
キッチン クチーナ神戸