住宅の間取りや材質など細部までこだわれる注文住宅にあこがれを持っていても費用や依頼先などがよく分からずに諦めてしまっていませんか。
一口に注文住宅と言っても依頼先によって設計料は異なります。
そんな方のために、今回は注文住宅にかかる費用を依頼先別に紹介します。
ぜひ住宅を購入する際の参考にしてください。
□注文住宅の設計料って、なに?
注文住宅における設計料はいったいなにの料金が含まれているのか、知っていますか。
文字通り、設計の作業に対する料金であることに間違いはないのですが、依頼先によっては設計図面通りの工事がちゃんと行われているかをチェックする「監理」の対価も含めて指す場合があります。
国土交通省告示第15号の略算方法によると、設計料の内訳は直接人件費と特別経費、技術料さらに諸経費となっています。
まず直接人件費とは、設計関連の業務に直接携わる人に対しての給与や手当のことを指します。
特別経費は主に出張旅費や特許使用にかかる費用です。
技術料は設計委業務で発揮される技術と想像力、業務経験への対価になります。
依頼の条件によっては一部の業務が省略される場合があるので、これらの費用はすべての工程が行われた場合として考えておくと良いでしょう。
□設計にかかる費用を依頼先別にご紹介!
*ハウスメーカーの場合
ハウスメーカーで注文住宅を依頼した場合、多くは間取りなどのパターンがいくつか用意されていてそこから自分好みのものを選ぶことになります。
そこからこだわりたいところに変更を加えていきます。
すでに規格化されているので、基本的に設計料はかかりません。
設計料がかからないとは言っても注文住宅の建築にはハウスメーカー所属の設計担当者がちゃんと携わるので、実際には設計料というかたちではなく全体の工事費に含まれて請求されることが多いです。
*工務店の場合
工務店は地元密着型の建築会社と言えます。
ハウスメーカーと比べて自由度が高いところが特徴です。
また、設計料は請求される場合とハウスメーカーと同様に他の費用に含んで請求される場合の2パターンあります。
設計料として請求がくる場合、その取扱いは2パターンあります。
工事前に設計契約を結んで設計計画の中で設計料を計上する場合と、設計契約を結ばすに工事契約書の中で設計料を計上する場合です。
また、設計料の料率も工務店によってかなり幅があるので個別にきちんと確認するのが賢明でしょう。
*設計事務所の場合
設計事務所は依頼主の代わりに建物の設計、設計監理、工事管理を行って理想の家を具現化し、施工者を選んでくれます。
自由度は三つの中で一番高いでしょう。
設計事務所では、設計料は理想の家を具現化する対価や現場を管理する管理料として請求されます。
利率は一戸建ての場合、工事費の約10~15パーセントが目安ですがこちらも設計事務所によって大きく異なる場合があるので、確認が必要です。
□まとめ
今回は、注文住宅の設計費を依頼先別に紹介しました。
注文住宅のハードルが少しでも下がったように感じられたのではないでしょうか。
注文住宅は自分の状況と理想に合った依頼先を探すことがより大切です。
なにか気になることやお困りのことがありましたら、小さなことでも構いませんのでぜひ当社にご相談ください。