
新居探し、ワクワクしますね。
理想の住まいを実現するためには、様々な要素を検討する必要があります。
その中でも、リビングの天井高は、空間の印象を大きく左右する重要なポイントと言えるでしょう。
今回は、天井高2.7mのリビングに焦点を当て、そのメリットとデメリットを詳しく見ていきます。
これから家づくりを始める方にとって、参考になる情報が満載です。
天井高2.7mリビングのメリット
開放感と広々とした空間
天井高2.7mのリビングは、一般的な2.4mと比べて空間の広がりを実感できます。
高さがあることで圧迫感が軽減され、より開放的でゆったりとした雰囲気を演出できるでしょう。
視界が広がることで、心理的な余裕も生まれます。
家族団らんの時間を豊かに彩る、心地よい空間を手に入れられます。
採光による明るい室内
高い天井は、自然光を効果的に取り込むことができます。
窓からの光が天井に反射し、室内全体を明るく照らしてくれるため、昼間は照明を必要としない時間帯も増えるでしょう。
太陽の光をたっぷり浴びることで、気持ちの良い空間が実現します。
家具配置の自由度向上
天井が高いと、大型家具や高さのある収納棚も配置しやすくなります。
ソファや本棚、観葉植物など、思い通りのレイアウトで個性的な空間を演出できます。
また、天井まで届くようなカーテンや照明器具を使うことで、よりデザイン性の高いインテリアを実現することも可能です。
インテリアの表現力向上
天井高を活かしたインテリアコーディネートは、空間の個性を際立たせます。
例えば、高い位置に設置した照明や、天井まで届くカーテンは、空間の印象を大きく変える効果があります。
また、開放的な空間を活かして、大胆なデザインの家具やアート作品を配置することで、より洗練された空間を演出できます。
天井高2.7mリビングのデメリット
コスト増加の可能性
天井高を上げるには、建築コストの上昇が避けられません。
基礎工事や建材費、工期など、様々な面で費用がかかります。
予算計画を立てる際には、天井高を上げることでどの程度の費用増加が見込まれるのかを事前に確認しておくことが重要です。
空調効率の低下
天井が高いと、冷暖房効率が低下する可能性があります。
広い空間を効率的に暖めたり冷やしたりするには、より高性能な空調設備が必要となる場合もあります。
ランニングコストについても考慮しなければなりません。
メンテナンスの手間増加
天井が高いと、照明器具の交換や清掃など、メンテナンスの手間が増える可能性があります。
高い場所での作業は危険が伴うため、専門業者に依頼する必要が出てくるかもしれません。
圧迫感を感じる可能性
天井が高いからといって、必ずしも開放感を感じられるとは限りません。
窓の配置や大きさ、家具の選び方によっては、逆に圧迫感を感じてしまう可能性もあります。
空間デザインをしっかりと計画することが重要です。
まとめ
天井高2.7mのリビングは、開放感や採光、インテリアの自由度といった多くのメリットがありますが、コスト増加や空調効率の低下などのデメリットも存在します。
新居を検討する際には、メリットとデメリットを比較検討し、ライフスタイルや予算に合った最適な選択をすることが大切です。
それぞれの項目について、具体的な数値や事例を参考に、綿密な計画を立てましょう。
理想のリビングを実現するために、専門家への相談も有効な手段です。
投稿者プロフィール

- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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