注文住宅でのインテリア選びは、自分の理想を具現化する魅力的なプロセスです。
しかし、その自由度の高さゆえに、失敗するケースも少なくありません。
この記事では、注文住宅でのインテリア選びの失敗例と、その注意点を解説します。
これから注文住宅を建てる方や、インテリア選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
□注文住宅におけるインテリア選びの失敗例
1.テイストが違う家具が揃い、ちぐはぐな印象に
気に入った家具や照明を選ぶのは楽しいものですが、それぞれのテイストが異なると、全体の印象がバラバラになってしまいます。
例えば、白くてふんわりした照明と、木目の強いビンテージなダイニングテーブル、そして黒いレザー調のソファーを組み合わせると、一つ一つは素敵でも全体としてはまとまりに欠けてしまうかもしれません。
さらに、店頭で気に入って購入した物も、テイストが違えばインテリアは失敗してしまいます。
このように、組み合わせ方を間違えると、ちぐはぐなインテリアになってしまうので注意が必要です。
2.ソファーが大きすぎた
ソファー選びは特に注意が必要です。
実際のサイズ感を確認せずに購入すると、部屋の中で圧迫感を感じることがあります。
ソファーが大きすぎて、通路となる動線が狭くなってしまったり、リビングの空間を圧迫してしまったりする可能性があるので、注意しましょう。
3.ネット購入したら思っていたものと違った
ネットショッピングの利便性は高いですが、色や質感が実物と異なることがあります。
特に家具や照明などの大きなアイテムは、実際に店舗で確認することをおすすめします。
また、写真と実物では思っていた物と違うこともあります。
色合いの違いや作りの粗さなど、実際に見てみないとわからないことも多いので、ネットでの購入は慎重に行いましょう。
□注文住宅の内装選びのポイント
*住みたい家のテイストを決める
最初に、全体のテイストを決めることが大切です。
参考画像やカタログを見ながら、自分たちの理想を明確にしましょう。
使う色を3色以内でまとめると、統一感のある印象になりやすくおすすめです。
また、住む人の意見をまとめることも大切です。
それぞれの好きなデザインを取り入れると、統一感がなくなってしまうので、注意しましょう。
*水回りの設備は機能面を重視
特にキッチンやバスルームなどの水回りは、デザインだけでなく機能性も重要です。
日常の生活を快適にするために、使い勝手を最優先に選びましょう。
水回りが使いにくいと、生活していて思った以上にストレスを感じます。
特にキッチンは使う頻度が高いため、使いやすさが重要です。
見た目だけではなく、使う場面も意識して選ぶようにしましょう。
*内装を決める順番を間違えない
大きな面積を占める床や壁から選ぶことで、全体のバランスを取りやすくなります。
床や壁は、部屋の面積の多くの部分を占めるため、全体の印象を左右するからです。
その後、照明やドア、窓枠を選ぶことで、統一感のある空間を作りやすくなります。
□まとめ
注文住宅のインテリア選びは、自分の理想を形にする楽しみがありますが、その自由度ゆえの失敗もあるため注意が必要です。
この記事で紹介したポイントを参考に、失敗しないインテリア選びをしてください。
特に、テイストの統一やサイズ感の確認、そしてネット購入の際の注意点など、細かい部分も意識することで、理想のインテリアを実現できます。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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