注文住宅の窓の種類やそのデザインによってはその家の印象を変えることもあるため、窓を選ぶ際にはデザイン面や機能面に注目することがおすすめです。
とはいえ、窓にはいろいろな種類があるため、どれを選ぶべきかお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、基本的な窓の種類から窓選びの注意点まで合わせてご紹介します。
□基本的な窓の種類
1.引き違い窓
サッシを左右に移動させて開閉するタイプの窓で、日本の住宅で一番スタンダードな窓方式です。
規格・サイズのバリエーションが多く、他の窓と比較しても安く設置できるといったメリットがあります。
2.上げ下げ窓
2枚のガラスを上下に動かすタイプの窓で、海外風住宅を中心に人気が高まっています。
気密性と防音性が高いのですが、サイズによっては開閉しづらい特徴があります。
3.FIX窓
開閉機構がないこの窓は「はめ殺し窓」と呼ばれることもあり、他のタイプでは作れないような大きな窓や変わった形状の窓を作成できます。
4.滑り出し窓
縦横に回転しながら開閉するタイプの窓で、欧米の住宅で用いられることが多いです。
気密性に優れているといった特徴があります。
5.トップライト
「天窓」とも呼ばれる窓で、採光性能が高い点が魅力の窓です。
日当たりが悪い部屋の採光に向いているのですが、窓掃除が大変といったデメリットもあります。
□窓選びの注意点
*断熱性と気密性を確認
窓の断熱性や気密性が低いと、部屋全体が外気の影響を受けやすくなってしまいます。
また、窓の面積によっても外気の影響の受けやすさが変化するため、大きい窓を検討している方はより断熱性の高い窓ガラスを選ぶ必要があるでしょう。
窓の種類によっては断熱性や気密性が高いものもあるため、そのような特徴を持つ窓を選ぶことをおすすめします。
*採光とプライバシーのバランス
大きな窓を設置する際には、プライバシーも考慮しなければなりません。
たとえ採光性が高かったとしても、外から部屋が丸見えの状態であれば、カーテンが閉めっぱなしの状態になり、採光性が発揮できません。
そのため、トップライトや高窓といった窓の位置の工夫やフェンス・塀で視線を遮るなどの対策を行って、採光とプライバシーのバランスを保てるようにしましょう。
□まとめ
今回は、基本的な窓の種類から窓選びの注意点まで合わせて紹介しました。
窓選びの際には、それぞれの窓が持つ特徴を活かして設置してみてはいかがでしょうか。
注文住宅を検討している方は、窓の存在も十分意識してみてください。