床暖房のデメリット
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近年の住宅設備の売り文句とされている床暖房ですが、必ずしもメリットばかりではありません。
床暖房は、床の暖かさを部屋全体に伝えることで部屋を暖めるため、部屋全体が暖まるまでに時間がかかります。
逆に一度暖まるとスイッチを切ってもしばらくは暖かさが続くという利点はありますが、頻繁に外出するなどでスイッチを付けたり消したりする家ではコストが高額になります。
また、床暖房には、電気式と温水式がありますが、電気式は電磁波が発生するため、健康への影響が懸念されます。
温水式では電磁波の発生は抑えられますが、初期費用が高額になるなどのデメリットがあります。
また、フローリング材に無垢材を使いたい場合なども、床暖房は木が温度変化によってダメージを受けるため、無垢のフローリング材などは一部を除いて使用することができず、注意が必要です。
リビングの床に無垢のフローリング材を使用したいと希望される場合は、木材自体の持つ温かみもありますから、床暖房にこだわらずに、採光や間取りの工夫で暖かさを確保する方策を考えることも有効です。