一口に地震といっても、その揺れ方は縦揺れ横揺れ、東西南北と実にさまざまなのです。
また、建物が建っている地盤の違いによっても揺れの伝わり方は大きく違ってきます。
しかし、免震構造の建物でもない限り、普段使っている家具や家電製品の置き方には、多少なりとも注意が必要かもしれません。
たとえば、避難経路の確保という観点から考えると、玄関や家の中のドア付近には大きくて倒れやすい家具などを置くことは控えるべきでしょう。
また、背の高い家具を部屋の中に置く場合には、出来るだけつっぱり式の家具にすると安心です。
多少の隙間ができていて揺れたとしても、つっぱり式の家具が倒れることはまずありません。
それよりも、大きな地震の場合は、家具を壁に固定していて壁ごと家具が倒れてしまうことや、後付の天井と家具の間に挟むタイプのつっぱり棒では、木造の天井がたわんでつっぱり棒自体が倒れてしまうなどすることも考えられます。
そのようないろいろなことから考えて、通路の確保を優先する家具のレイアウトを検討してみることが必要だといえます。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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