注文住宅は、建売住宅とは違って、自分の思い通りに家を建てられるというメリットがあります。しかし自由にできるからこそ失敗する可能性もあります。
その代表例が「デザイン」なのです。
デザインに正解はありませんが、デザイン性を追求しすぎると失敗する可能性が出てくるのです。過去の他人の失敗から、どのようにデザインすればいいか学びましょう。
それでは、失敗例から紹介します。
■よくある失敗例
・安っぽい外観になってしまった
・自分の家だけ浮いている
・2,3年経ったら今のデザインに飽きた
・家を建てた後のメンテナンスやリフォームの費用が高くなった
・住み心地の悪い家になった
これらのような失敗には「思ったのと違った」「奇抜なデザインにした」のどちらかの要素が含まれています。
〇思ったのと違った
最近は「思ったのと違った」を防ぐためにシミュレーションを導入している業者が増えているので、この失敗例は減りつつあります。可能ならば十分なシミュレーションを行いましょう。
〇奇抜なデザインにした
自分らしさを出すために、奇抜なデザインを採用する場合は、デメリットについてよく知っておく必要があります。
そのデメリットが上記にあったように「周りから浮いている」、「飽きる」、「メンテナンス、リフォーム費用が高くなる」、「住み心地を度外視する」です。
最初に思い切って奇抜なデザインにした場合、後悔する場合が少なくないようです。
■間取りによって外観が変わる
間取りは基本的に家族構成によって変わるので、まずは家を建てるにあたって、考える順番を知る必要があります。
1.家族構成を考える
既に家族構成が決まっている方は良いですが、これから新しい命を授かるご予定の方は、どのような家族構成にしたいか、将来の計画までしっかり考えましょう。
2.間取りを考える
外観デザインを一番に考えたい気持ちはわかりますが、間取りの方が優先です。
家族構成を意識しながら、1階と2階の大きさや部屋の数などを考えていきます。
これは、業者に相談するのが一番確実でしょう。
3.外観デザインを考える
間取りを意識しながら、窓の位置、ドアの位置などを考えていきます。
そうしないと、間取りに対して窓やドアの位置が変になったり、風通しが悪くなったりします。色は最後に考えるのがよいでしょう。
■おわりに
注文住宅のデザインで失敗する方は少なくありません。
せっかくの大きな買い物なので、失敗せず、長年満足できる素敵な家を建てたいですよね。
上記の失敗例を参考にし、正しい手順で家を建てることで、ご自身の納得のいくようなデザインの住宅を建てていただけると幸いです。