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Outline
  • 定年後の「老後の住まい」とするためのリノベーションです
  • 必要がなくなった個室を解体してワンルーム化し、用途によって緩やかに区切りました
  • 開放的で非日常感のあるホテルのような空間をめざしています
  • 温熱環境の改善にも力をいれました

Plan
平面図

1F
1階平面図
2F
2階平面図

Features
特徴

広く見せる壁の仕掛け
その1〈SlitPanel〉

プライバシーを確保するための壁は、視線や音を遮ることを目的としますが、それをやりすぎてしまうと今度は圧迫感や狭さを感じることになりかねません。そこで今回は、最低限のプライバシーを確保しつつ、遮りすぎない、抜け感のある壁によって空間を区切っていくことにしました。

一つ目は1階の玄関ホールとLDKを隔てるスリットパネル。天然木突板で構成されたダイナミックな木目に合わせ、ランダムに隙間をデザインすることでちょうど良い抜け感となり、玄関ホールと廊下をLDKに取り込んで広く見せることができました。冷暖房効率を上げるためにスリットの部分に入ったスモークガラスが、モダンでクールな印象となっています。

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広く見せる壁の仕掛け
その2〈横格子パネル〉

2階には寝室/ライブラリー/ウォークインクロゼット/シャワーブースを含む水廻りが配置されています。旅行好きなクライアントからもホテルの部屋ような空間を、との要望があり、開放的なワンルームとしました。

空間は最低限のプライバシーを守るために1.7mの横格子のパネルで仕切っています。空気がつながっていますので、相手の状況を感じることができ、寝ている間も安心することができます。脱衣室とシャワーブースのガラス張りも、空間を広くみせるために一役買っています。

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温熱環境のためのリノベーション

ハード面としても、今回はALC外壁と躯体のみを残したフルリノベーションとなりました。温熱的な快適性をとくに重視し、サッシは断熱アルミサッシに変更、内断熱だけでは室内面積を圧迫するためSTOと呼ばれるドイツ製の外断熱を併用し、屋根にも同様に外と内のダブル断熱を施すことによって住宅性能を大幅にアップさせています。

内部の壁はマーブルフィールと呼ばれるドイツの漆喰に石鹸水を塗り込んだソープフィニッシュとし、住環境に配慮しつつ、艶のムラ感をだした独特の表情の上質な仕上がりに。太陽光パネルを設置し、将来はV2H、電気自動車と併せた運用でゼロ・エネルギー住宅と災害リスクへの対策もしています。

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Review
クライアントさまからのコメント

houzz

Data / Credit

西宮 終の住処 Re:Final Dwelling in Nishinomiya

施工 株式会社須々木工務店
キッチン 星野木工株式会社