
Month: 2019年12月


古い家は30年以上も経つと、リフォームでは対応しきれず家の立て直しを余技なくしなければならないケースがあります。それは、シロアリに食われていたり、長年の湿気により床下がボロボロということもあるからです。しかし、立て直しは高額な経費がかかるので、新築に住んでいるような気分になれ、且つ安価で仕上げることができるリノベーションがおすすめです。
壁紙や床材などをリフォームする人もいますが、リフォームは単なる修繕です。リフォームは修復するのみなので、それよりも家の内装を全体的にリノベーションして家の価値を高めることが、雰囲気を大きく変えます。その中でも生活の基本となる、リビングを中心にリノベーションすることが、これまでとの環境を劇的に変えてくれます。リノベーションは新築の時と同様、住人に与える影響は大きいので、どのような部屋にしたいのかしっかりイメージすることが大切です。そして、テーマを持って大胆に変更することが大事です。
リビングが狭い場合に行うリノベーションとして、隣り合わせている部屋との仕切りをなくして、リビングダイニングにすることで部屋が開放的になります。部屋全体の広さは変わらないものの、仕切りをなくすことで気分が一変します。特にキッチンと居間の仕切りは改装もしやすく経費は抑えやすいです。対面式のキッチンをアイランド方式のキッチンにする方法も人気があります。アイランド方式にすることにより、成長した娘と一緒に夕食を作るなどキッチンも居間と同様、家族の団らんの場とすることができるようになりました。
解放感のある家を実現するには、床材をフローリング材にすることで、まったく違う空間を演出できます。さらに採光を意識し、なるべく光が入りやすい窓を増やすことで、フローリングと調和の取れた広々としたフロアになります。また、天井を白く塗装したり内装を白いクロスで統一するなど、明るい色を取り入れることでさらに効果は倍増です。
次に、家の無駄なスペースを活用してリビングの一部として活用する方法があります。その無駄なスペースの1つとして廊下があります。最近の新しい家では、不要な廊下のスペースはあまり作られない傾向がありますが、ひと昔前までは2階建ての家は必ずと言っていいほどありました。その無駄な廊下スペースを活用して、ドアをなくして広くすることで、これまでの廊下スペースがリビングの一部として、広く部屋を活用することができるようになります。部屋の仕切りとなる開き戸を引戸に変更することで、デッドスペースをなくすことも効果があります。
ロフトのリノベーションについて詳しくご紹介します
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20年以上前に大流行した頃のロフトの構造は、窓がなくアパートの屋根の構造の関係で斜めに傾斜していることが多く、三角柱を横にしたような形状空間になっているものがほとんどで、リノベーションが必要なものがほとんどです。そんなロフトの夏は特に最悪で、熱がしっかり籠もってしまい、梅雨時のカビ臭さもしっかりと残っています。そんな場所で横になるとかなりの圧迫感と悪臭に襲われ、体調不良になりかねません。眠るだけならなんとか耐えられますが、そんな場所で昼間に何かやる気にはなれません。
リノベーションでまず最初に必要なのは、換気と冷風です。いつも同じ澱んだ空気が滞留しているので、窓を設置して外の空気が入るようにしなければなりません。ハイジの山小屋の天井部屋にも窓があったのと同じ理屈です。ロフトはかなり高い位置にあるので、エアコンの冷風が届かずそのスペースに行くと、もわっとした空気が体に纏わり付いてきます。したがって、エアコンの位置を変更するか、ロフトにも冷風機を置くなどの対策が必要です。ロフトがお洒落だと流行った20数年前の構造には、こうした配慮がなく、後々問題点が明らかになってきたので、リノベーションは絶対に必要です。そのままにしておくと、体にも悪影響を与え、熱中症や呼吸器系疾患に繋がる危険性があります。
あと、精神的にもあまりよくありません。最初は子どもが押入れの狭い空間を楽しむような感覚ですが、そのうち窮屈で惨めな感覚に襲われてしまう人もいます。つい、物置みたいになって、収納が面倒になった旅行カバンや布団類などをとりあえず置いておこうという空間になってしまうので、日ごろから注意が必要です。蛍光灯の明かりもほとんど届かないので、夜に作業をする場合は、別途電気スタンドを置く必要があります。入居して数ヵ月経過する頃には、その場所にいるだけで気分が滅入ってくるので、壁紙を変えてみたりすることも気分を変えるのに効果的です。斜めになっている部分に天窓をつけると、夜空を見ながら眠りにつくことができるので、気分的によいのではないかと考えます。
ハシゴのリノベーションも忘れてはいけません。既存のものは、小さくて脆弱なハシゴなので、たまに寝起きで寝ぼけて足を踏み外して転落して怪我をします。そうならないためにも、横幅を広くとってゆとりをもって昇降できるハシゴにする必要があります。凸凹した粗い形の材料を使うのではなく、すべすべの材質で角が丸くなっている形にしないと足の裏が痛くなってしまいます。ハシゴが下階の部屋スペースの邪魔にならないように、壁にくっつけて太い素材は使用しない方が賢明です。
注文住宅をお考えの方へ|床の遮音性能について
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せっかく苦労して建てた家。いざ住み始めてから不快な思いはしたくありません。それを防ぐためにも、注文住宅をお考えの方には床の遮音性能をきちんと考えておく必要があります。
床の騒音を定量的に表した数値として、L値(エルち)というものがあります。値が小さい程遮音性能が高いという見方になります。45を最低値として5ずつ等級が上がっていき、80が最高値になります。L値にも様々な種類があります。同じ騒音でもカツンという軽めの音やドスンという重めの音があります。軽めな音の場合はLL(LightWeight)、重めな音の場合はLH(HeavyWeight)という風に区分されます。
気を付けなければならないのが、L値はあくまで推定値であるということです。数値はある条件下での測定値に基づいていますが、全ての住宅がその条件と同じとは限りません。適切なL値の使い方は、床下コンクリート材の厚みとL値との関係性です。L値を低く抑えるためにも、遮音材選びは重要です。まずは、コストや可能な工法によって選択肢が決まってくるイメージです。
例えば、最も簡単な方法はマットを敷くことです。住宅に合わせてマット材を切ったりしながらパズルの要領で貼っていくため専門技術が無くても簡易に設置出来ます。ただし、その分遮音性能は劣ります。施工時であれば、フローリングの下にあらかじめ遮音材や吸衝撃材をセットしておくことが出来ます。初期にかかるコストが高くなってしまいますが、住み始めてからまた工事をするとなると調整が難しくなるとが想定されます。
フローリングの見た目をしているのにソフトな触感の仕上げ材があります。規模の大きな工事が出来ない場合は、こういったクッションフロアを使用するという方法もあります。ただし、クッションフロアは熱に弱いため経年で剥がれてしまいます。また、重量のあるものを同じ場所に長期間置いておくと、圧痕になってしまいます。このように、遮音性能を向上するためには遮音性のあるフローリング材を直接貼り付ける方法と、下地にあらかじめクッション材をセットしておく方法があります。
リフォームの場合、床がどういう構造であるかによっても工事の難易度が変わってきます。直張の場合はコンクリートの上に直接フローリング材を貼り付けているため、一度剥がすのに大変な手間がかかります。反面、二重床という構造であれば、フローリング材とコンクリートの間に隙間があるため比較的容易に工事を進めることが出来ます。
以上の様な点に気を付けながら、ご家庭に合った材料や工法選びがポイントとなるのです。
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巷にはリフォームがされた沢山の住宅がありますが、残念ながら成功例ばかりではありません。様々な失敗例もあることを踏まえ、これからリフォームを計画する人は十分に注意をしてみましょう。
ありがちな失敗とも言えるのが、追加費用が発生することです。予め見積もりを出してもらい、その総額で考えているところ、いざ手を付けてみたら別途工事が必要になることがあります。それが大掛かりな内容となると、数百万円ものプラスとなることもありますので、予算を大きく超えてしまうことにもなり兼ねないです。
失敗を回避するには、追加工事の可能性をよく調べておくこと、そしてその場合の費用は誰が負担するのかを明確にしておくことが大切です。あらかじめ、万一に備えた準備をしておかないと、工事が進まずリフォームが頓挫することにもありますので注意しましょう。
イメージと違っていたというパターンも意外と多いです。例えばキッチンを一新する場合、新しくなったものの、使い勝手がイマイチなどの不満を抱かれることがあります。あるいは、家族によく相談をせずに工事したことで、メインで使う家族からの不満が噴出するようなケースも少なくありません。
このようなイメージ違いを起こさないためにも、設備に関してはショールームへ行くなりして実物をチェックしておくことが大切です。ホームページやカタログ情報だけで決めてしまうと失敗をしやすいため、できれば家族揃って実物を見て、納得済みの上で工事を行うことが推奨されます。
リフォーム後からカビが出やすくなったという失敗例も存在します。浴室の壁や浴槽を変えた時にありがちですが、湿気のことがよく考えられた工事ではなかったために、結果的に不便を強いられるようなこともあるのです。デザイン重視で決めるなどすると、こうした問題が起こりやすいため、機能性や管理の問題を総合的に踏まえて判断を下さなければいけません。
後々の不便を生み出さないようにするには、信頼性のある施工会社に相談をすることが大切であり、的確なアドバイスをしてくれるところなら失敗を回避しやすくなります。そのためにも、できれば色々な会社へと相談をしてみて、その中からここなら安心して頼めそうと思えるところを選び出すのがおすすめです。
もちろん弊社でもお住まいに関するご相談を受け付けています。相談に費用は掛かりませんので安心してご利用ください。失敗をしないためのリフォーム相談をはじめ、どのように住まいを変えていけば良いのか分からない、と迷っている方にもアドバイスをさせて頂きます。