前回に引き続いて今回も猫とうまく暮らす方法を書いていこうと思います。普段クールな猫が無邪気に遊ぶ姿や、スヤスヤと快適そうに寝ている姿を見られるのは飼い主の特権です。
その特権を余すことなくフルに使うには猫に快適に過ごしてもらう必要がありますよね。ではどうしたら快適に過ごしてもらえるのでしょう。
まず大事なのは“躾”です。猫に自由奔放に暮らされては飼い主も苦労しますし、その度に叱られる猫も快適に過ごしているとは言えません。飼い主と猫が共存するためにしっかりとした躾は必須であると言えます。
それでは主に何を躾ければいいのでしょうか?犬のように“お手”や“お座り”を躾ける必要はありません。もちろんプラスαとして躾けしてみるのは可能ですが、必須ではありません。必須なのはトイレ場所、寝場所、爪とぎ場所の躾です。
まずトイレ場所ですが、どこでもかしこでもトイレされたら困ることは容易に想像できますよね。トイレ以外のところでしてしまった場合、しっかりと叱って正しい位置に連れていくようにしましょう。
次に寝場所です。せっかく猫用の寝床を買ったのに全く別の場所で寝られるのはお金の無駄ですよね。
また、いろんな所で寝られていても飼い主の生活に支障をきたしてしまいます。
寝ている猫を起こすのが可哀そうで、寝ている猫をその度に避けながら生活することも可能ですが、それが毎日長期間続くとうんざりしてしまうかもしれません。
猫用の寝床を作り、邪魔になるような場所で寝ていたら心を鬼にして起こしてあげましょう。
最後に爪とぎ場所の躾です。
この躾は猫ならではのものですね。爪とぎもどこでもかしこでもされたら大変困ります。傷つけられたくない壁や家具でも躾が無ければ容赦なく爪とぎをします。
爪とぎをしてもいい場所を作り、その場所でしてもらうように躾けましょう。
また、爪とぎそれ自体を禁止することはやめてください。前記事でも書いたように、猫の爪とぎにはストレス軽減、マーキング、爪の手入れという3つの目的のための行動です。
猫に必要な行動であるということを理解して、それを受容しなければ猫を飼うことはできないでしょう。
いかがでしたか。今回の記事では快適に暮らすための躾について紹介しました。
どの行為も決まった場所でしてもらわないと飼い主が困るものです。
最初の躾が甘いと飼い主も毎回迷惑し、その度に怒られる猫も嫌な気持ちになります。
3つの躾に共通して重要なのは心を鬼にしてしっかり叱ることです。
小さい頃にしっかりやっておけば時が経っても忘れられることはありませんからね。
次回は“家具”の視点から猫とうまく暮らす方法を紹介します。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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