前回は地下室のメリットについてお話していきました。しかし決してメリットだけではありません。
「やっぱりそうだよな・・・。」
「もう少しメリットについて聞きたかったな。」
このように感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は地下室のデメリットについて少し深掘りしていこうと思います。
・やはり価格が少し高くなる
皆さんもイメージでは感じていらっしゃったかもしれませんがやはり地下室を作ると費用がかかってしまうことが挙げられます。基礎工事から地下室のために土地を掘り下げる必要があるため重機が必要になります。また、地下室を作っても安全なのかどうかの審査や調査も行われます。このような他にはない作業を行わないといけないため、2階建ての住宅を建てるよりは費用がかかってしまいます。また、仮に地盤調査で引っかかってしまった場合は地下室ができない場合もあるので承知しておきましょう。
・結露という問題
地下室を作ると温度は一定に保たれやすい一方で結露が発生しやすくなります。え、なんで結露が増えたらいけないのと感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、結露はものを壊す大きな原因になっているんです。この結露がたくさん発生してしまうと、木材などは腐りやすくそして金属類は錆びやすくなります。また、この結露のせいで錆びやすくなってしまったりすると、住宅の安全上の問題になってしまいます。せっかく作って住宅が簡単に錆びやすくなってしまったらいやですよね。したがって定期的なメンテナンスも重要になってきます。メンテナンスなんかめんどくさいと感じてしまう方はあまり地下室は向いていないかもしれません。なるべくマメにメンテナンスしたり、業者に依頼していける人が地下室を依頼するようにした方がいろんな面でも大切です。
・換気が大変
地下室は換気が大変とも言います。したがって長期間カビの匂いがし続けたりする場合もないことはないでしょう。換気口というものは設置しますが決して大きなものではありません。なので換気のいらないようなことをする部屋を目的にした部屋にすることがおすすめです。
いかがでしたでしょうか。地下室のデメリットについて知ることができましたね。ぜひ皆さんが地下室に興味を持たれたらまずはメリットデメリット両方を天秤にかけて判断してくださいね。そして負担のないような計画と決断をしましょうね。今回はありがとうございました。次回もお楽しみに!!
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投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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