皆さんは北側の窓と聞いてどのような印象をお持ちでしょうか?
「え、暑そう」
「明るくていいんじゃない?」
このように感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は北側の窓のメリットについてお話して行こうと思います。
北側の窓を設置することで主に3つのメリットを感じることができると言われています。まず最初に、光をしっかり確保することができるということです。
そもそも北は日光が当たらないじゃないかという意見がありそうですが、実は北の方向の光こそが安定した光には向いてるんです。
太陽は東から昇って西に落ち着くという知識は確かにありますが、しっかりした設計をしておくことで日中も採光の窓としてしっかり機能してくれます。
そして、もう一つ日射遮蔽がないということです。先ほどもお話しましたが、日射遮蔽がないことでそのような対策をする必要がありません。そもそも太陽は北側にこないためカーテンなどの対策も必要ありません。したがって強すぎず弱すぎない採光をすることができるんです。日射遮蔽はものや様々なものを変形したり影響を与えてしまいます。なのでかなり注意が必要になってきます。
そして最後に天窓を作ることができるということです。天窓はかなりたくさんのメリットを持っています。当然ながら日中はライト以上の光を部屋中に届けてくれます。
南に天窓をつけてしまった場合は光が強すぎて常にカーテンを閉めないといけなくなってしまいます。せっかくつけた天窓も機能を失ってしまうのです。そのような状況にしないためにも北側の窓をつけることをお勧めします。
天窓をつけるメリットはまだあります。基本的に天窓で通風なども行うことができます。自分の自宅に吹き抜けなどがある場合などはぜひ北側の窓や天窓をつけることをお勧めします。家の構造を有効に使いましょう。
いかがでしたでしょうか?
北側の窓はあまり導入している家は少ないかもしれません。南の窓は大きく、東や西の窓は小さく作ることが大切です。窓には本来の特徴と機能があります。
その機能を無視してはいけません。この記事で北側の窓について興味を持たれた方はぜひ業者や建築会社に相談してみてください。光や空気をどのように循環させるか家全体の機能をしっかり考慮しましょう。
ここまでこの記事を読んでいただいてありがとうございました。次回はペットと暮らすためにどのような工夫が必要なのかお話して行こうと思います。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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