近々新しい家を建てようと考えていらっしゃる方。
そろそろ今ある家を建てかえようかと悩んでらっしゃる方。
皆さんは吹き抜けを取り入れようという考えはありませんか?
「え、吹き抜け」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方へ、今回は吹き抜けのメリット、デメリットについてお話していこうと思います。
近年、吹き抜けを導入される方が増えています。まずは吹き抜けを導入するとどんなメリットを感じることができるんでしょうか。
一つ目は開放感を感じることができるということです。吹き抜けは縦の広がりを感じることができるんです。
したがって、狭い部屋だと感じてしまっている方も縦の開放感を感じることで狭さを感じることが少なくなってきます。また、広々と感じることで心も広くしてくれます。
そのほかのメリットとして、明るさを確保できる点が挙げられます。特に吹き抜けを取り入れることで高い窓や屋根の窓から明るい日差しを確保することが容易にできます。明るいことで日中は電気の使用を抑えることもできますし、直接の日光は健康にも良いとされています。電力も抑えられるので環境に優しいですよね。
しかし、デメリットもいくつかあります。それは熱や冷気などの空気の流れを作ることが大変であるということです。したがって、冷房やクーラーなどに電気代がかかってしまこともあります。
この点はしっかり注意しなくてはいけない点でもあります。また、冷暖房効率が下がってしまうので、断熱や冷却といった機能は普段の家よりは低くなってしまいます。
そして、遮音性が少し低いことがあります。リビングや吹き抜けの部屋の場合、音が響きやすい構造になってしまいます。したがって、あまり大きな音を出してしまうと近所に迷惑になってしまいます。
したがって、しっかりとした配慮が必要になってきます。小さなお子さんがいらっしゃる場合などはかなり注意する必要があります。
最後に、掃除がとても大変であることです。当然、天井が高い分メンテナンスなどがとてもしにくくなってしまいます。したがってメンテナンスするための準備や器具を用意しておく必要があります。
いかがでしたでしょうか?
吹き抜けはこのようにメリットやデメリットがあります。
したがって、導入される際はしっかりした情報を集めておくことが大切です。自分の理想にあった家づくりをしてみてくださいね。ここまで読んでいただいてありがとうございました。次回もお楽しみに!!
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
最新の投稿
- 2024年11月22日情報ブログペットと暮らす家づくりのポイントをご紹介!
- 2024年11月18日情報ブログ注文住宅の動線計画についてご紹介!
- 2024年11月14日情報ブログ注文住宅の外壁素材の選び方をご紹介!
- 2024年11月13日情報ブログトップライトとは?メリット・デメリットと選び方のポイントを解説します