フローリングとは大きな木材を長方形などの形に成型し、それを家の床として活用する床材です。
近年一軒家だけでなくマンションにもフローリングが増えているのは、フローリングの良さというものがあるからです。
フローリングの良さというのは木材の風合いを家に取り込むことで自然の雰囲気を取り入れることが出来ること、そして畳に比べてフローリングであれば家具の重さにも耐えられるので机やタンスなどがおいても跡がつかないことが挙げられます。
しかし実際にフローリングをリフォームなどで取り入れる際には一つだけ注意点があり、フローリングをするときに合板タイプを選ぶことです。
合板タイプは薄い板を何層にも重ねて一枚の板にする方式で、薄い板を何層にも重ねる方式を取るので大きさや製造しやすい安価というメリットがありますが、その半面重ねる際に合成接着剤を使うことがあります。
合成接着剤の中には人間の体に合わない薬品が入っていることも多く、それがフローリングが傷ついたり長期間使うなどによって劣化すると合成接着剤が乾燥して空気中に舞い上がり吸引すると喘息の原因になる場合があります。
そこでフローリングを選ぶときに値段は張りますが、その分安全面で高い力を持つ無垢フローリングです。
無垢フローリングは一般的なフローリングは何枚もの薄い板を張り付けて作りますが、無垢フローリングはしっかりと寸法を測って一枚の大きな床材として切りだして作るタイプのことです。
無垢フローリングの良さは、しっかりと寸法を測って一枚の床材として使うことを念頭に置いているので合成接着剤を使う必要はないということです。
そのため近年増えている家の内装で使われる薬品が原因でぜんそくやアトピーなどの症状を起こすシックハウス症候群の予防になるのです。
シックハウス症候群の予防になるということは、近年一軒家だけでなくマンションでもペット同伴で住む傾向が増えています。
ペットの大半は人間よりも体が小さくかつにおいに敏感な生態を持つ生き物が多いため、合成接着剤が付いているフローリングの上では臭いによるストレスや借りにひっ掻いた時に表面に出た接着剤が影響して病気になるリスクがあります。
しかし無垢フローリングの良さは一枚の大きな板を張り付けるタイプに加えて使うのも自然素材なので無害ということもあり、仮に爪でひっかいたとしてもペットも安心に住めるし家族に赤ちゃんがいる場合にも安心できる環境を作って挙げられます。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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