愛猫と安全に、そして快適に暮らせる住まいを実現したいけど、具体的にどのような間取りにすればいいのかわからない。
そんな悩みをお持ちの愛猫家のみなさまへ。
この記事では、猫の習性や安全面を考慮した、猫と人が共に快適に暮らせる間取りのアイデアのポイントをご紹介します。
□猫と快適に暮らす家の間取り
猫と人が快適に暮らすためには、猫の運動、習性、安全の3つのポイントを踏まえた間取り設計が重要です。
1:運動
猫は本来、狩猟本能を持つ動物であり、高い場所へ飛び乗ったり、狭い場所を駆け巡ったりすることが大好きです。
運動不足はストレスや肥満に繋がるため、室内でも十分に体を動かせる空間を確保することが大切です。
・1階・2階を吹き抜けにすることで、猫は縦方向に動き回ることができ、運動不足解消に役立ちます。
吹き抜け部分には、猫が安全に昇り降りできるよう、猫用階段やステップを設置しましょう。
・リビングの天井近くにキャットウォークを設置すれば、猫は室内を自由に歩き回り、運動不足解消に繋がります。
キャットウォークは、猫の肉球やお腹が見られるクリアタイプの素材を選ぶと、愛猫の様子がよく観察できます。
・猫が安心してくつろげるように、キャットウォークの途中に休憩用のステップを設置するのもおすすめです。
2:習性
猫は窓の外を眺めたり、日向ぼっこをしたりと、光や景色を楽しむことを好みます。
また、トイレや爪とぎなど、自分にとって快適な場所を必要とします。
・日当たりが良く、窓から外の景色が見える場所に、猫用のベッドやクッションを設置しましょう。
猫は暖かい場所を好み、窓辺でのんびり過ごす時間を満喫します。
・猫のトイレは、清潔で静かな場所に設置することが大切です。
洗面所や玄関、リビング収納など、人の生活空間から少し離れた場所に設置すると、猫もストレスを感じにくくなります。
・猫は、家具や壁などに爪を研ぐ習性があります。
猫が安心して爪とぎできる場所として、猫用爪とぎを設置しましょう。
また、家具の素材や配置にも注意し、猫が傷つけにくい素材や配置を選ぶことも重要です。
3:安全
猫は好奇心旺盛で、小さな隙間や高い場所にも入り込んでしまうことがあります。
そのため、猫が怪我をしないよう、安全対策を施すことが大切です。
・キッチンや玄関など、猫が誤って入り込んでしまう可能性のある場所には、猫用ゲートを設置しましょう。
猫用ゲートは、猫のサイズに合わせて調節できるものや、開閉が簡単なものがおすすめです。
・猫が誤って落ちてしまうのを防ぐため、窓やベランダには、猫用網戸や落下防止柵を設置しましょう。
・電気コードや紐などは、猫が口に入れてしまうと窒息の危険があります。
猫の届かない場所にコード類を収納したり、コードカバーを取り付けるなど、安全対策を徹底しましょう。
□猫の好きなこと、嫌いなことを知ろう
猫と快適に暮らすためには、猫の性格や行動パターンを理解することが重要です。
猫がストレスなく過ごせる住まいづくりには、猫の好む空間と避けるべき空間を把握することが欠かせません。
1:猫の好きな場所
猫は、高い場所や狭い場所、暖かい場所を好みます。
・猫は高い場所から周囲を見渡すことを好みます。
そのため、キャットタワーや棚など、猫が登れる場所を確保しましょう。
・猫は、狭い場所や隠れ場所を好む傾向があります。
猫用ハウスやトンネルなどを設置することで、猫は安心できる空間を得ることができます。
・猫は、暖かい場所を好みます。
日当たりの良い場所や暖房器具の近くには、猫用のベッドやクッションを置いてあげましょう。
2:猫の嫌いな場所
猫は、騒がしい場所や不潔な場所、人が頻繁に行き来する場所を嫌います。
・猫は、騒音に敏感です。
そのため、静かな場所を確保することが大切です。
・猫は、清潔な環境を好みます。
トイレはこまめに掃除し、室内も定期的に清掃しましょう。
・猫は、人が頻繁に行き来する場所を嫌う傾向があります。
猫が落ち着いて過ごせるように、人があまり通らない場所や、猫専用のスペースを設けましょう。
□まとめ
この記事では、猫と人が快適に暮らすための間取りのアイデアを紹介しました。
猫の運動、習性、安全の3つのポイントを考慮し、猫がストレスなく過ごせる空間を確保することが大切です。
また、猫の好きなこと、嫌いなことを理解し、猫にとって快適な住環境を整えることで、愛猫との生活をより豊かにすることができます。