新築を建てようと思っている方や、外壁の塗り替えを検討している方で、外壁の塗装の種類に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
外壁塗装の塗料には多くの種類があり、それぞれ性能や耐久性、価格も大きく異なってきます。
そして外壁というものは、定期的なメンテナンスが必要といっても、10年スパンの塗り替えが一般的なので、一度選ぶとなったらしっかりと考えておきたいものですよね。
どうせ塗り替えるなら、高性能のものをというのも最近の外壁塗装の風潮です。
そこで今回は、外壁塗装の種類の1つ、遮熱塗装を施すことのメリットについてご紹介します。
まず、遮熱塗装というのは、その名の通り、家を熱から守ってくれる塗装です。
そのメカニズムとしては、温度上昇の原因である近赤外線を反射することによって、塗膜の温度上昇を抑制することができる塗料ということなのです。
つまり効果を大きく発揮するのは、温度上昇しやすい金属製の屋根だといえます。
1つ目のメリットとしてあげられることは、室内温度の低下があげられます。
特に夏場は一般的な家だと、エアコンをつけないと耐えられませんが、この塗装を施すことで、塗るだけで室内の温度を下げることができ、エアコンを使わなくて良かったり、エアコンの使用頻度を下げれたりします。
2つ目には、耐用年数が長いことがメリットとしてあげられます。
一般的な塗料の耐用年数が5年から10年で塗り替えと言われているなかで、遮熱塗料は15年から20年の耐用年数があると言われています。
さらに、塗料だけの耐用年数が長いのではなく、外壁が熱くなることを防ぐことができます。
ですので鉄筋の住宅などだと、金属が熱されて膨張することも防ぐことができ、家自身の耐久性も上がることもメリットとなります。
そして、3つ目には、環境と家計にやさしいことがあげられます。
一つ目のメリットに挙げたように、室内の温度上昇が防げることで、エアコンを頻繁に使わなくてよくなり、環境に優しいのです。
そしてその結果、大幅な電気代の節約が可能となり、家計にも優しいものであるといえるでしょう。
2つ目に挙げた耐久年数が長いことも、長期間メンテナンスをしなくて良いことに繋がり、結果的に費用が抑えられるということなのです。
このように遮熱塗装は塗るだけで、エコにもなり、光熱費も抑えられるというメリットがある塗装です。
夏の暑さを少しでも改善したいという方は、一度検討してみてはいかがでしょうか。
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投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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