注文住宅を建てる際、多くの人が気になるのが設計にかかる費用です。
自分だけの理想の住まいを実現するためには、どれほどの費用が必要になるのか、どのような内訳で費用が発生するのか、しっかりと把握しておくことが大切です。
今回は、注文住宅を建てる際にかかる費用の内訳と、それぞれの費用について具体的に解説していきます。
□注文住宅を建てる際の費用内訳
注文住宅を建てる際には、総費用を構成するいくつかの主要な部分があります。
これらを理解することで、全体の費用を見積もりやすくなります。
*本体工事費
本体工事費とは、家の骨組みから内外装、屋根までを建てるための工事費用のことです。
ここでは、家を建てるために最も基本となる費用が計上され、総費用の大半を占めることになります。
*付帯工事費
付帯工事費は、本体工事の他に必要となる部分の工事費用です。
たとえば、既存の建物の解体や地盤改良、エアコンの設置工事費などがこれにあたります。
見積もりを取る際には、この付帯工事費が含まれているかを確認することが重要です。
*諸費用
諸費用には、地盤調査費や建築確認申請費、ローン手数料、火災保険料など、建物の工事費以外にかかる費用が含まれます。
これらの費用は基本的に現金で支払うため、予算を確保しておく必要があります。
□支払う費用と支払い時期
注文住宅を建てる場合、家を建てる・土地を買う際には、費用とその支払い時期を把握しておくことが大切です。
支払いは大きく分けて「土地の購入時」「家の建築時」「引き渡し後」に分類されます。
1:土地の購入時に支払うお金
土地を購入する際には、売買契約で手付金として価格の5%~10%を支払います。
さらに、引渡し前には残代金と購入諸費用が発生します。
2:家の建築時に支払うお金
家を建てる際には、地盤調査費用や工事契約金、着工金など、工事の進行に応じて複数回に分けて支払いを行います。
3:引き渡し後に支払うお金
家の引越し時には、引越し代や家具購入費用がかかります。
さらに、不動産取得税といった家を買った後も継続して支払う必要がある費用があります。
□まとめ
注文住宅を建てる際には、本体工事費や付帯工事費、諸費用など、さまざまな費用がかかります。
これらの費用を事前に把握し、適切な資金計画を立てることが大切です。
また、支払い時期も異なるため、資金計画をしっかりと立てておくことが重要になります。
この記事が、注文住宅を建てる際の費用計画に役立つ情報を提供できれば幸いです。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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