リビングは家族が集まる場所であり、日常の生活の中心となる空間です。
そのため、リフォームを行う際には、インテリアのポイントをしっかりと押さえることが大切です。
そこで今回は、リビングリフォームを成功させるためのインテリアのポイントをお伝えします。
□リビングのリフォームを成功させるインテリアの3つのポイント
*動線を意識して配置する
リビングの家具配置においては、歩くときに余裕を持てる広さが必要になってきます。
成人が真っ直ぐ歩くためには、600~800mm以上のスペースを確保し、家具や壁との距離を適切に取ることが大切です。
そのため、窓の周辺やよく使う通路には家具を置かず、スムーズな動線を確保しましょう。
*高さのある家具は奥へ配置
部屋の入口付近に高い家具を置くと、圧迫感が生じやすいです。
そのため、背の高い家具は奥に、背の低い家具は手前に配置することで、空間の広がりを感じやすくしましょう。
また、家具の色や高さにも注意が必要です。
濃い色や背が高い家具は適切な位置に配置し、バランスを取ることが大切です。
*リビングの形状を把握して配置
リビングには、縦長と横長の2つの形状があります。
横長リビングは採光が良く、ダイニングとの一体感が出やすいですが、家具の配置には注意が必要です。
縦長リビングは奥行きがあり、背の高い家具の配置にも工夫が求められます。
□リビングリフォームのおしゃれな成功事例
1.無垢フローリングの変化
1つ目は、築12年のマンションをリフォームした事例です。
ダークブラウンのフローリングから、ナチュラルな無垢フローリングに変更することで、部屋全体が明るくなりました。
床の素材が変わっただけで、部屋の雰囲気がガラリと変わることを、この事例からは感じ取ってください。
2.アクセントクロスでの変身
次に紹介するのは、キッチンカウンターと壁に鮮やかなイエローのアクセントクロスを使用し、天井には木目調のシートを配置したリフォームです。
色調の変化によって、リビングの雰囲気が一新されました。
色の選び方や配置によって、部屋の印象が大きく変わることがわかります。
3.照明と色調の調和
最後に紹介するのは、シーリングファンライトや吊り照明、スポットライトなど、さまざまな照明を組み合わせて使用した事例です。
シンプルな内装に鮮やかなブルーのアクセントクロスを取り入れ、爽やかなリビングを演出しました。
照明の選び方や配置によっても、リビングの雰囲気が大きく変わることがわかります。
□まとめ
リビングは、家族のコミュニケーションの場としての役割も果たしているため、快適で居心地の良い空間を作ることが大切です。
リビングリフォームを成功させるためには、動線や家具の配置、照明や色調など、さまざまな要素を考慮する必要があります。
今回紹介したポイントや事例を参考に、理想のリビング空間を実現しましょう。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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