照明の種類で間接照明を知っていますか?
欧米などでは浸透しているもので、最近ではインテリアの一つとしても活用されていることが多いです。
ポイントさえ押さえておけば、照明を上手に使うことができ、光の空間を操ることができるでしょう。
今回は、そんな間接照明のメリットについてご紹介したいと思います。
まず、間接照明というのは、一般的なライトと違い、光を直接部屋に当てるものではなく、壁や天井などに反射させてその周りを照らすものです。
これにより、直接照明のように部屋全体を照らすものではなく、あくまでも補助的な照明となるのです。
つまり、直接照明は生活に欠かせないあかりで、作業効率を上げる効果がありますが、間接照明は柔らかい光を部屋にともす役割があります。
間接照明の一番のメリットとしては、柔らかい光をともすことによるリラックス効果が得られることです。
間接照明のあるおしゃれなレストランなどで、なんとも心地よい雰囲気を味わえたという経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
このリラックス効果は集中力を高めたり、快眠効果もあると言われています。
また、間接照明を使うことで、視線を誘導するという効果があります。
人間の目は、暗い所より明るいところに目線を配るという特徴があります。例えば、観葉植物や美術品などに照明を当てることで、視線をその場所に向けることができ、お気に入りの小物を強調できることになるのです。
逆に、あまり見られたくないところを暗くしておくというのも一つの照明を操るコツです。
来客が来たときにもこの効果を使うことで、部屋が一層おしゃれに、きれいに見えるようになるでしょう。
そして、もう一つのメリットとして、部屋を広く感じさせる効果が出るというものがあります。
間接照明で部屋に影を作ることで、殺風景な部屋でも空間にメリハリができ、壁や天井を照らすことで立体感のある部屋になります。
特に壁と家具の隙間を照らすと奥行きがあるように感じることができ、天井を高く、部屋に広がりを感じることができます。
例えば、テレビの背面などはどの家庭でも隙間があるものですよね。
ここに間接照明を壁側に向かって照らすと、光が横に広がって見え、奥行きを感じることができます。
他にも、寝室のベッドと床の間に照明が配置できるようなベッドの形だと、その隙間に照明を置くこともできます。
間接照明を部屋に上手に取り入れるコツはメリハリというものです。
暗くなりすぎたり、明るくなりすぎたりと失敗しないためにまずは身近にあるデスクランプなどでイメージしてみるのも良いのでしょう。
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投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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