デンマークやフィンランド、スウェーデンなどの北欧諸国のデザインの家に憧れを感じている方も多いのではないでしょうか。
北欧風の家はそのデザインのおしゃれさから人気を集めていますが、実はデザインだけでなく性能面も優れています。
そこで今回は、北欧風の家の特徴や実現するためのポイントについてご紹介します。
□北欧風の家の特徴
北欧地域は寒いといったイメージを持っているでしょう。
そのイメージ通り、冬の11月〜3月はマイナス10℃くらいまで気温が下がるほど寒さが厳しい地域です。
そのため、北欧の家は厳しい冬でも快適に過ごせるように、高気密かつ高断熱の住宅がほとんどです。
外気温の影響を受けにくくする工夫がされているため、外が厳しい寒さでも、家の中はTシャツで過ごせるほど快適です。
また、北欧風の家の特徴としてはそのデザインが挙げられるでしょう。
外観では大屋根が特徴的であり、屋根材には「洋瓦」「混ぜ葺き瓦」「シングル材」を用いることが一般的であり、外壁には自然石や木材が使用されることがほとんどです。
昔はベンガラ色が外壁の色として伝統的でしたが、現在はベンガラ色以外にもグレーやイエローなどさまざまなカラフルな色が採用されており、自分好みの色の家を建てられます。
また、内装は無垢の木を使用することが多く、そのやさしい雰囲気や豊かな香りは、家で過ごす人々に心地よさを与えてくれます。
□北欧風の家を実現するためのポイント!
*アクセントカラーを入れる
シンプルでナチュラルな内装が北欧風の家の特徴ですが、アクセントとして部屋の一部分にビビッドな色を入れて、空間に遊び心を入れてみることもおすすめです。
特にアクセントウォールと呼ばれる、壁面の一部を違う素材や色に変えた壁は、がらりと空間の雰囲気を変える効果があり、シンプルな空間にオリジナリティを出せるため、よりおしゃれな空間を演出できます。
*照明の種類や使い方
北欧では暗さを生かした照明計画を立てることが多いのですが、北欧風の家を建てる場合には日本の住宅に合った明るさに調節しましょう。
照明の種類や使い方によっては、空間にメリハリをつけることやおしゃれな雰囲気を出せるため、北欧らしい雰囲気を演出できる照明を取り入れてみましょう。
□まとめ
今回は、北欧風の家の特徴や実現するためのポイントについて紹介しました。
北欧風の家の特徴としては、外気温に影響されない家の断熱性やデザインのおしゃれさが挙げられます。
北欧風の家を検討している方は、アクセントカラーや照明の使い方を工夫してみてください。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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