注文住宅を建てたら、「子どものピアノ練習のためにグランドピアノを置きたい」「自分の趣味でグランドピアノを置きたい」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
注文住宅にグランドピアノを置く場合、どこに置くのがベストか気になりますよね。
今回はグランドピアノの防音対策や、おすすめの置き場所についてご紹介します。
□注文住宅に置くグランドピアノの防音対策は?
*ピアノのキャスターにインシュレーターを付ける
インシュレーターは、ピアノのキャスター部分に取り付けるものです。
底面がクッションになっているので、ピアノから床に伝わる振動を抑える防音効果があります。
*ピアノの下に防音マットを敷く
ピアノの脚から伝わる振動に効果的なのが防音マットです。
厚さの目安は2〜3センチ程ですが、厚ければ厚いほど防音効果は高まります。
工事の必要がなく、ホームセンターで購入可能です。
*ピアノの裏に防音パネルを貼る
ピアノを壁にぴったりくっつけて配置した場合、振動が壁にダイレクトに伝わってしまい、壁の外に音が漏れやすくなります。
その対策として、ピアノの背面部分に防音パネルを取り付ける方法があります。
クッションの厚さによってはかなりの防音効果になるものもあります。
□グランドピアノを置く場所のおすすめは?
1.リビング
リビングに置くことでピアノの使用率が高くなります。
その理由はリビングで過ごす時間は長いため、「時間があるからちょっとピアノを弾こう」という気持ちになりやすいためです。
結果として、自然とピアノに触れる機会が増えます。
2.子供部屋
他人を気にせず、思う存分ピアノを弾ける環境を作れます。
特にピアノを始めたばかりだと、誰かに自分の演奏を聴かれるのが気になってしまいます。
子どもがピアノを弾く場合は、自分の部屋にピアノがあると練習に集中できます。
3.防音室
「ご近所さんを気にせずピアノを弾きたい」「夜間に練習したい」など、音漏れを気にせず練習したい場合は防音室の設置がおすすめです。
防音室は壁や床に空気の層を設けることで音漏れを防ぎます。
そのため、集中してピアノを演奏できます。
ただし、防音室の設置には費用がかかるのでよく検討してから導入しましょう。
□まとめ
おすすめのグランドピアノを置く場所はリビング・子供部屋・防音室です。
防音室はコストがかかるため、一般的にはリビングや子供部屋に置くことが多いです。
また、注文住宅にグランドピアノを置く場合は、隣の部屋や下の階に音が伝わらないように防音対策をしっかりと行いましょう。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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