和風モダンな家にするためには、いくつかポイントをおさえる必要があります。
ポイントをおさえずに和風モダンな注文住宅を建てると、完成した時に「洋」の要素が強い住宅になってしまう可能性があります。
今回は、和風モダンな住宅の特徴と作るポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
□和風モダンな注文住宅の特徴とは?
和風モダンなデザインとは、現代的な機能性を備えた洋風デザインに和のテイストを加えたデザインのことを指します。
どこか懐かしい落ち着いた和の雰囲気がとてもおしゃれで、現代的なモダンな雰囲気をあわせ持っています。
和風モダンでは、床や天井、壁などいろいろな場所に無垢材や漆喰、珪藻土などの自然素材を使用することが多いことも特徴です。
さらに、おしゃれでスタイリッシュな間取りや、インテリアの中に、和紙や絹、天然石などを利用することで、至る所に「和」を感じられるという特徴も挙げられます。
□和風モダンな注文住宅を作るポイントについてご紹介!
*引き戸を設置する
和風モダンの住宅にする際は、床材や壁材選びの際にどの材料にすれば和の雰囲気を出せるのか考えてみましょう。
中でも、「引き戸」を設置することで、和の雰囲気を強くできます。
どちらかと言うと、引き戸は「和」、開戸は「洋」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
引き戸を設置することで、和の雰囲気を強くするだけではなく、扉の開け閉めにストレスがかかりにくいです。
開き戸であれば、開き幅を気にする必要がありますが、引き戸は気にしなくて良いです。
そのため、「和」の要素を入れるポイントに迷っている場合は、引き戸の採用を検討してみてはいかがでしょうか。
*照明
住宅の雰囲気を決める照明。
和風モダンにしたい場合は、竹や和紙、和ひもなどを使用した照明を天井から吊るすことで、「和」の雰囲気を高めることができます。
また、あおみがかった蛍光灯のような灯りではなく、暖色系の灯りを選ぶようにすると、「和」の要素を強くすることができます。
*彩度を低くする
和風モダンの住宅の色選びの際に、「和」のイメージとは遠い鮮やかな色を選ぶと、「和」の要素を強めることができません。
「和」の素材といえば、畳や漆喰、竹、土壁などが挙げられることが多いです。
そのため、それらにあうアースカラーや日本の伝統色のなかに含まれる茶色やくすんだ緑、藍色、白、黒、ベージュ、グレーなどを選ぶことをおすすめします。
□まとめ
今回は、和風モダンな注文住宅の特徴とその住宅を作るためのポイントをご紹介しました。
和風モダンな注文住宅にするためには、「和」の要素を強めることが大切です。
例えば、くすんだ緑やベージュ、白、黒などのような鮮やかではない色を選んだり、照明の明るさを暖かい色にしたりすることが挙げられます。
少し工夫することで、和風モダンの雰囲気がある注文住宅を完成させることができるので、ぜひ今回ご紹介したポイントを参考にしてみてください。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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