注文住宅を作る際は、何かとお金がかさむものです。
土地代や建物代、その他費用など、様々な費用がかさんでくると、予算オーバーになってしまうことも珍しくありません。
そこで今回は、注文住宅が予算オーバーになる原因と、その対策方法について解説します。
□注文住宅で予算オーバーになる原因
ここでは、注文住宅で予算オーバーになる大きな原因を5つご紹介します。
1.地盤改良が必要だった
元から持っていた土地、あるいは購入した土地に地盤改良が必要となる場合があります。
その場合、一坪あたり3万円から5万円程度の費用がかかるため、予算オーバーになってしまう可能性が高まります。
2.オプションをつけすぎた
注文住宅に様々なオプションをつけた結果、予算オーバーになってしまうこともあります。
自由な設計が売りの注文住宅ですが、予算の中でのオプション決めが大切です。
3.土地代を考えてなかった
家づくりといえば、メインは建物代となりますが、しっかりと計画段階で土地代や諸費用も組み込んでおきましょう。
4.広くしすぎた
建物が広くなると工事費や土地代が高まります。
予算に見合った広さにすることが大切です。
5.材料費が高騰していた
木材などの材料費は時期によって高騰する場合があります。
その時期の相場をしっかりと把握した上で家づくりに臨みましょう。
□予算オーバーの対処法
予算オーバーの対処法としては、その原因に対応した対処を行うことが重要です。
以下では、全般的に言える対処方法をご紹介します。
1.優先順位をつける
注文住宅を建てる上で決めなければいけないことはたくさんあります。
それぞれに対して同じ労力、コストをかけてしまうと時間やコストが足りなくなってしまうでしょう。
そういったことを防ぐために、物事に優先順位をつけることでコストをかけるべき箇所とそうではない箇所をはっきりとさせましょう。
2.工務店にしっかりと相談する
家づくりはたいていの方が初心者であるため、わからないことがたくさん出てくるでしょう。
そのため、プロである工務店にわからないことを逐一相談することで、その場で疑問を解消していきましょう。
資金面やそれ以外でもなんでも相談できるでしょう。
□まとめ
注文住宅が予算オーバーになってしまう原因には、様々なものがありました。
もちろん今回ご紹介した以外にも様々な原因が考えられます。
そのような原因に対処するために、ご紹介した対処方法を実践し、また余裕を持ってじっくりと計画を立てるようにしましょう。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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