マンションに住んでいると「思っている以上に騒音になっている」ということがあるのではないでしょうか。
このようなことはクレームや思わぬトラブルに繋がってしまう事があります。
そこで今回はそんなトラブルを解消できる「マンションの床の遮音リフォーム」について事前に知っておくべきことを紹介していきます。
□費用はどのくらいかかるの?
マンション床のリフォームは比較的に高額となる傾向があります。
まず張り替える場合にはおよそ14万万円から20万円ほどとなっています。
これは張り替える素材によっても異なりますが、遮音の性能が高ければ高いほど床の踏んだ感触が変わってくるのであらかじめ確認をするようにしましょう。
次に課されバリをする場合には12万円から15万円ほどになります。
これはそのままフローリングに貼っていくので短い時間で比較的に安くできる傾向があります。
また床に厚みが出るようになるので扉との調整が必要になるので注意しましょう。
最後に二重床工法で施工した場合は解体から処分・材料費合わせて60万円前後かかります。
これは床板に緩衝材を入れるので直張りよりも防音性を高める事ができます。
遮音等級はL-40からL-65に分られ数字が小さいほど遮音性能が高くなっていく傾向があります。
マンションの管理規約ではL-45以上と定められているケースが多いので確認しておきましょう。
□リフォームする時の注意点は?
マンション床の遮音リフォームするときの注意点としてまず、リフォームの許可を得るようにしましょう。
マンションの規約によっては、床の遮音リフォームについて制限がある場合があります。
そのため、リフォーム前に管理組合やオーナー、不動産会社などに許可を得る必要があります。
そして適切な素材を選びましょう。
床の遮音リフォームには、様々な素材があります。
例えば、フローリングやクッションフロア、カーペットなどがあります。しかし、素材によって
さらに近隣への配慮は徹底しましょう。
床の遮音リフォームは、周囲の住民に影響を与えることがあるため、近隣への配慮が必要です。施工前には、事前に近隣住民への説明や同意を得ることが望ましいです。また、施工中も騒音や振動を最小限に抑えるための工夫が必要です。
□まとめ
今回はトラブルを解消できる「マンションの床の遮音リフォーム」について事前に知っておくべきことを紹介しました。
床をリフォームする時にはさまざまな素材や施工法があるので、今回紹介したことを参考にしてご自身に合ったものを選択してみてください。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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