屋根面に開口を作って設置するトップライト。
小さい頃からこのトップライトの憧れを持っている方がどのようなものかあまり分かっていない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はトップライトの効果と注意点について紹介していきます。
□トップライトはどんな効果があるの?
トップライトを設置することによって、とても明るく感じることできます。
実際は部屋の中に差し込む光の量はあまり変わらないのですが、高い位置に窓があることによって採光性がよくなります。
さらに風通しが良くなります。
住宅密集地のようなダイレクトに風が吹き込まないような場所でもトップライトをつけることによって自然に風が流れるようになります。
またトップライトは防犯性も高くなっています。
高い位置にあることから低い位置にある窓よりも外からの視界が遮られ、覗き込みを対策できます。
他にも壁を有効活用することができます。
トップライトをつけることによって壁に窓がなくなり、空間が開きます。
そのため開いた壁面にも収納を設置したり家具や家電をおくことができるようになるなど、空間を有効活用することができます。
またトップライトは高窓よりも断熱性が優れているという面があります。
窓はガラス製のため外気の影響を受けやすく、窓の面積の広さに伴って寒くなりやすくなっています。
しかしトップライトの場合はより小さい面積にすることができるので寒さに弱い人にもおすすめです。
□トップライトの注意点は?
トップライトは高い位置に窓を設置することになるので掃除をしにくく、高いところに上がるには安全基準に則って足場を組む必要があるのでメンテナンスは専門業者の方に依頼するという形になります。
このことからコストがかかりやすいという面がありますが、トップライトの表面の汚れは雨によって流されていくためそこまで汚れず、汚れの跡が残ってしまう高窓よりは汚れが気にならないでしょう。
さらにトップライトは雨で汚れが流れやすいガラスを使用しています。
またデザインを工夫することによって室内から汚れが見えにくくすることもできるので検討してみてください。
□まとめ
今回はトップライトの設置を検討している方に向けて、トップライトの効果と注意点について紹介しました。
トップライトを設置することによって部屋が明るくなったり、空間を有効に使えるようになったりするのでぜひ検討してみてください。
当社でもお話を伺いますのでご興味のある方はご連絡ください。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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