注文住宅を建てる際は、どうしても建物のデザインや建物の予算など、「建物に関連したこと」に目がいきがちです。
当然ながら、建物のことについて考えることは大切ですが、注文住宅を建築する際は、「土地に関連したこと」も考慮しておきましょう。
今回は、注文住宅における土地探しのポイントや土地の購入にかかる諸費用についてご紹介します。
□注文住宅における土地探しのポイント
土地を探す上でのポイントを、以下で3つご紹介します。
1つ目は、土地探しはなるべく早く進めることです。
「土地を探してから、建物の予算を決める」という流れで進める場合、予算の関係上、その土地に合った住宅を建てられない場合があります。
そのため、「建物の予算を決めてから、土地の予算を決める」という流れで進める方が、スムーズに工事を進められる可能性があります。
そのような流れで進める場合は、できるだけ早めに土地探しを始めることが大切です。
2つ目は、土地の条件にこだわりすぎないことです。
当然ながら、土地の条件にこだわりを持つことは大切ですが、あまりにもこだわりすぎてしまうと、条件に合った土地を見つけられない場合があります。
また、条件に合う土地が見つからない場合でも、建築方法でカバーできることも把握しておきましょう。
3つ目は、用語の意味を把握しておくことです。
注文住宅の建築や土地探しを進める際は、専門的な用語に触れる頻度が多くなります。
その際、意味の分からない用語を理解しないまま、作業を進めていると、後々トラブルにつながる可能性があります。
そのため、意味の分からない用語に遭遇した際は、施工会社に質問することや事前に調べておくことがおすすめです。
□土地購入にかかる費用
土地を購入する際にかかる費用として、以下の費用が挙げられます。
・仲介手数料
仲介手数料とは、土地を仲介してくれた不動産会社に支払う費用を指します。
仲介手数料は、「買取価格×3%+6万円」が上限として設定されています。
・売買契約書の印紙代
印紙代とは、売買契約書を交わす際に発生する印紙税を指します。
・登記費用
登記費用とは、土地の所有権の移転を証明する移転登記手続きにかかる費用を指します。
また、上記の費用に加えて、土地代や地盤調査、境界線確定の費用も必要です。
土地を購入するために、どのような費用がかかるのか事前に把握しておきましょう。
□まとめ
今回は、注文住宅における土地探しのポイントや土地購入にかかる費用についてご紹介しました。
土地探しでは、「なるべく早めに始めること」「条件にこだわりすぎないこと」「意味が分からない用語の意味は確認しておくこと」が大切です。
また、想定外の予算がかさまないように、事前に土地購入にかかる諸費用を把握しておきましょう。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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