注文住宅には、非常に多くの魅力が詰まっています。
そのため、注文住宅を建築する際は、それらの魅力を把握したうえで、工事を進めたいものです。
また、注文住宅を建築してから、「想像以上に予算がかかってしまった。」という事態を防ぐために、予め注文住宅にかかる費用の内訳を把握しておきましょう。
□注文住宅を建築する際にかかる費用の内訳
注文住宅を建築する際に必要な費用は、意外と見落としがちなので、ここでしっかりと押さえておきましょう。
注文住宅の建築にかかる費用は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、「土地の購入時にかかる費用」です。
土地の購入費用には、以下の費用が含まれています。
・手付金
・購入物件の残代金
・購入諸費用
2つ目は、「建築時に支払う費用」です。
建築時に支払う費用には、工事契約時に必要な費用と、引渡し前に必要な費用に分けられます。
工事契約時に必要な費用は、以下の通りです。
・工事契約金
・建築確認申請費
・着工金
・地鎮祭費用
また、引渡し前に必要な費用は以下の通りです。
・建築費の残代金
・建物の登記費用
□注文住宅を建築するメリット
建築にかかる費用の内訳を押さえた後は、注文住宅を建築するメリットを把握しておきましょう。
注文住宅を建築するメリットを、以下で3つご紹介します。
1つ目は、自由度が高いことです。
自由度が高い点は、注文住宅を建築する最も大きなメリットの1つです。
間取りや外観、部屋の数、キッチンの設備、耐久性など、多くの希望を注文住宅でなら実現できます。
そのため、住宅に対するこだわりが強い方には、注文住宅はおすすめです。
2つ目は、住宅が完成するまでのプロセスを確認できることです。
住宅が完成するまでの過程をいつでも確認できるため、施工会社は「いつ見られているか分からない」状況で作業することになります。
そのため、手抜き工事がされる可能性が減るため、安心して住宅を購入できるでしょう。
3つ目は、予算を調整できることです。
注文住宅を建築する際は、「こだわりを持っている部分」と「そこまでこだわりを持っていない部分」を明確にすることがおすすめです。
それは、そこまでこだわりを持っていない部分には予算をあまり使わないことで、予算を調整できるからです。
□まとめ
今回は、注文住宅を建築する際に把握しておきた費用の内訳と建築するメリットについてご紹介しました。
「想定外の費用がかかってしまった。」という事態を防ぐために、事前に費用の内訳を把握しておきましょう。
また、注文住宅を建築する際は、上記でご紹介したメリットを最大限まで活かしてみてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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