生活様式の変化やテレワークの普及、インターネットの発達により、自宅にいる時間がここ数年で急激に増えたのではないでしょうか。
今回は、歌うのは好きだけど防音室を作るほどではない気がする、周りの雑音がうるさく動画配信に雑音が入ってしまうなどの理由から、自宅に防音室を作るか悩み中の方必見の記事を紹介します。
□防音室を作るのにおすすめな人
防音室は特殊な設備なので誰もが必要なものではありませんが、導入することで仕事や趣味の効率がよくなり満足感も高くなったということもあります。
まずは、楽器を演奏したい人です。
マンションは基本的に楽器の音を防ぐほどの防音設備は備わっていないため、小型の楽器であっても仕事や趣味で演奏したい方は自宅に造ることをおすすめします。
毎回スタジオを借りる必要や楽器を持ち運んで設置する必要もなくなるため、無駄な手間を省いてその分の時間を楽器の演奏時間に充てられます。
次に、歌やセリフの録音、動画撮影のためのブースを作りたい人です。
他にもナレーション、ネット配信などをしている方は、隣の部屋にいる家族の声やテレビの音を拾ってしまったり、外部の車や電車の音が入ってしまうことで、雑音が多く聞きにくくなってしまいます。
最後に、映画や音楽を良い音響で楽しみたい人、集中できる仕事や勉強の部屋が欲しい人です。
オーディオルームやプロジェクタールームを作りたい場合にも防音設備はおすすめですし、外部への音漏れも同居人の生活音なども防げるので、自分の世界に没頭できます。
テレワークの増加により自宅で仕事をする人が増えてきましたが、日中自宅には家族や子供がいて集中できないという方もいます。
私語つ、趣味、勉強など、集中して何かに取り組みたい方には自身のパフォーマンスを高めるためにも防音室を作ることをおすすめします。
□防音室リフォームの費用
マンションのリフォームで防音室を作る方法は3種類あり、遮音性の高さや費用、工事の規模、マンションの利用規約や階数などから自分に合った防音室を作ることになります。
一室丸ごとリフォーム工事する場合は、200-300万円、ドラムなどにも対応可能な物は400-600万円です。
組み立て式防音室を設置する場合は、50-230万円、ドラムなどにも対応可能な物は260-300万円です。
壁に吸音材や遮音シートを入れる工事は17-30万円です。
□まとめ
静かな環境で仕事や勉強に集中したい方、気兼ねなく動画配信したい方など、楽器を演奏する人でなくとも防音室の活用方法はたくさんありますので、今回の記事を参考に防音室の設置を検討することがありましたら幸いです。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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