猫を飼うということは、その子の一生を背負って一緒に生きていくということなので、自分が家にいないときのことも考慮する必要があります。
猫も人も快適に過ごせる住まいづくりのためのポイントをいくつかご紹介します。
□猫の習性や安全面を理解しよう!
最近では交通事故や感染病などの問題を避けるために猫の室内飼育が推奨されていますが、室内だからこそ必要な対策や設備もあるため、まずは猫の習性を理解しましょう。
猫は高いところと日向ぼっこが好きです。
獲物を見つけやすいこと、敵に発見・襲撃されにくいことから高いところを好むため、実際の家づくりにおいても意識して高く日当たりのいいところを造ってあげると喜びます。
猫は不潔な場所、自分のテリトリーに入られることが苦手です。
猫はとても清潔感のある生き物で、体を良く舐めてきれいにしていますが、あれは自分の体の汚れをとることで病気を防いだり、きれいな体にすることで自分の気配を消したりするためのポイントなのです。
また猫は縄張り意識が強く、自分の縄張りに入られることはもちろん、家の外であっても自分が見える範囲はテリトリーだと認識しているため、外の様子が確認できる場所があるといいでしょう。
□猫にとっておすすめの間取りやデザイン例!
一つ目は、一階と二階を自由に行き来できる専用のキャットウォークです。
猫は高いところから周囲を眺めるのが好きなため、運動不足の解消はもちろん、ストレスの軽減やカーテンのよじ登りを抑制できます。
窓際に設置して日向ぼっこや外の観察もできますし、透明仕様にすることで愛猫の肉球が見えるようにしてみるのもいいかもしませんね。
二つ目は、玄関や土間に設置するマルチシンクです。
帰宅時、大切なペットや家族と触れ合う前にウイルス対策や汚れを落とすのはもちろん、猫のシャンプーやガーデニングやアウトドア用品を洗うのにも便利です。
三つ目は、猫専用のペットドアです。
フリー、インオンリー、アウトオンリー、ロックの4通りの使用ができ、作動音もならないので音も気になりません。
また玄関以外にも、お留守番中は寝室に入れないようにしたり、格子戸の玄関は光や風通しは良いままに飛び出しを防いだりと、幅広い活用ができます。
□まとめ
大事な家族と過ごすおうちは、人間だけでなく猫にとっても快適な必要があるため、猫の習性を知ってみんなが快適に過ごせるおうちにしたいですね。
この記事が、猫と一緒に住む家づくりの参考になったら幸いです。