マンションに住むというときに、心配になるのが騒音の問題ですよね。
マンションは一戸建てよりも騒音問題が起きやすい場所です。
問題を起こさないために、遮音の必要性や防音について知っておきましょう。
今回は騒音問題を起こさないために遮音の必要性と遮音性能についてご紹介します。
□マンションの床の遮音性能を高める必要性とは?
上や下、隣の部屋から騒音がすると、日々の生活に非常に影響があります。
反対に、自分が騒音を立ててしまって、周りの部屋の住民に迷惑をかけていることもあるかもしれません。
特に休日ゆっくりしたいという日や寝ているときに、上からドタバタと走り回る音や話し声が聞こえてくると、腹を立ててしまうかもしれません。
生活リズムが違うと、生活音が発生するタイミングも違ってきます。
そんなときに、遮音性能が高ければあまり気にすること無く、生活することができます。
□床材の遮音性能を表すLL40とLL45とは?
「LL~」とは遮音性能を表す数値で、2,008年4月まで使われていました。
現在では、遮音性能を表す数値は「D値」と「L値」が存在します。
D値は、空気を伝わる音をどれだけ遮断するかどうか、L値は、スラブなどの個体を伝わる音をどれだけ遮断できるかを表しています。
ですから、床の衝撃音を遮断できるかどうかは床材のL値次第となります。
L値の中には、さらに細分化されていて、「LL~」と「LH~」という値があります。
LLとLHは、軽いか重いかの違いです。
LLは、軽いものが落ちたときの音や椅子を引きずるときの音などの遮音効果を表します。
一方で、LHは人のジャンプや走り回ることによる音の遮音効果を表します。
そして、「LL~」と「LH~」の数値があることによって、どの程度聞こえてくるかがおおよそ分かります。
「LL~」も「LH~」も、数が小さければ小さいほど、遮音性能は優れています。
60であれば音がよく聞こえ、40であればかすかに聞こえてくる程度かほとんど聞こえない程度です。
しかし、この数値は、限定条件かにおける想定の数値であるので、床材自体に「これだけの性能がある」と断言するものではありませんので、注意が必要です。
□まとめ
今回は遮音についてお話ししました。
遮音は、日々の暮らしを豊かにするためには、必ずと言って良いほど考慮しなければなりません。
騒音問題に発展するかもしれないため、遮音性能をよく考えて行動するようにしましょう。
邪魔な音の無い快適な暮らしを送っていきましょう。