
和モダンなインテリアと聞いてどのようなイメージを持ちますか。
モダンだけど伝統的な日本の「和」の要素も入っている。
どのようなデザインなのでしょうか。
なかなかイメージしづらいかもしれません。
今回は最近耳にすることが増えた和モダンについてご紹介します。
□和モダンの特徴とは?
和モダンは、木や竹、さらには珪藻土などの日本で昔から使われていた天然の素材を多く使用しています。
天然素材を多く使用しているため、和モダンな空間は、日々の生活で自然を楽しむことができ、落ち着きを得ることができるという特徴を持っています。
また、天然素材は経年変化も楽しむことができ、飽きる心配もありません。
和モダンは使いやすさも特徴です。
機能的な家具の導入や、配置の工夫で暮らしを豊かにしていきましょう。
□和モダンインテリアを実現するポイントとは?
和モダンインテリアを実現するには、押さえておくべきポイントがあります。
ポイントを把握しおしゃれな空間にしてみましょう。
*和モダンな配色と家具の特徴
まず、最も重要になってくるのが配色です。
配色は、インテリアの雰囲気を大まかに決めるので、配色によって部屋の雰囲気は良くも悪くも大きく左右されます。
和モダンの配色の基本はアースカラーです。
アースカラーとは、自然をイメージした色です。
茶、白、ベージュ、グレー、深い緑などの、畳や竹、石などの自然を連想させる色をベースとしましょう。
この際、赤茶や濃茶の色味が強くなってしまうとアジアンスタイルの印象になってしまうので中いせてください。
ベースカラーが決まれば、その中にアクセントカラーも取り入れてみても良いでしょう。
この色も『和』を連想させるような、えんじ色や藍色の暗めがおすすめです。
金色といったきらびやかな色も取り入れることもあります。
アクセントカラーでベースカラーを邪魔しないようにしましょう。
日本古来の生活様式の低座の暮らしをイメージして、高さの低めな家具を選ぶと、『和』の雰囲気を出すことができます。
また、和モダンでは直線的なデザイン、細めのシルエットが多いのが特徴です。
*さまざまな現状から和モダンに
和モダンインテリアを作りたいが、その部屋が畳やフローリングなど元はさまざまです。
現状によって、和モダンインテリアの作り方は変わってきます。
元が畳のある和室なら、床や天井、壁など大きな場所を変えてみましょう。
壁紙クロスを張り替えたり、ラグを引いたりすると和モダンなものになっていきます。
逆に、元がフローリングであっても、家具や雑貨に『和』を取り入れれば、和モダンな雰囲気が楽しめます。
その際には、竹製や木製の自然素材のものを取り入れることがおすすめです。
□まとめ
今回は、和モダンインテリアについて紹介しました。
和モダンには他のデザインにはない良いところがありましたね。
『和』の自然と現代のデザインを融合させた空間を自分なりに作って、生活をおしゃれで快適なものにしていきましょう。
投稿者プロフィール

- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
最新の投稿
- 2025年3月31日情報ブログ注文住宅で叶える!おしゃれインテリアの作り方とは?
- 2025年3月28日情報ブログ和風モダンな注文住宅とは?魅力と費用を解説
- 2025年3月25日情報ブログモダンな注文住宅で叶える快適な暮らし
- 2025年3月21日情報ブログ注文住宅の素材選びとは?後悔しないためのポイント