注文住宅を建設する際に、設計料という間取りなどの設計で費用がかかります。
この費用を削りすぎてしまうと杜撰な設計となり、家を建てた後に問題が発生する可能性があります。
設計料はハウスメーカーや工務店によって異なるため、比較することが大切です。
本記事では、設計料の概要と実際にかかる費用の相場についてご紹介します。
□注文住宅における設計料について
「設計料」は設計作業の対価のことを言います。
設計料に「監理」という設計図面の通りに工事が行われているかを確認する費用が含まれている場合は設計管理料といいます。
設計料は、依頼する相手によって異なるため注意しましょう。
直接人件費、特別経費、技術料、諸経費の合計が設計料の目安です。
直接人件費とは、設計に関連する業務に関わる人の給与や手当のことです。
特別経費とは出張旅費や特許使用料のなどのことです。
技術料とは、携わる業務において発揮される技術力、業務経験などの対価のことです。
諸経費は会社の運営や業務に必要となる費用のことです。
□依頼先別の設計料の違いについて
設計を依頼する場所は、主にハウスメーカー、工務店、設計事務所の3種類あります。
それぞれの設計料について解説していきます。
*ハウスメーカーでの設計料
ハウスメーカーで家を購入する場合、間取りなどは規格化されていることが多く、その中から好みのものを選び、必要であれば変更を加えていきます。
よって、0から設計することはほとんどないため、ハウスメーカーでは設計料はかからないとされています。
しかし、間取りを規格化する際に設計関係者は携わっているため、工事費の中に設計料の分が入っています。
*工務店の設計料について
工務店で注文住宅を注文する場合は、ハウスメーカーに比べ設計の幅が自由です。
注文住宅の建築の際には、設計担当者が関わります。
よって設計費は発生します。
*設計事務所での設計料
建物の設計、設計監理、工事管理などを行う事務所を設計事務所と呼びます。依頼者の代理人となって家を具体化し、施工者も選んで実現していくところが特徴です。
3者の中で最も自由に家を作ることができます。
設計管理料の料率は、一戸建て住宅の場合、工事費の10~15%程度になります。
□まとめ
本記事では、注文住宅における設計費と依頼先別の設計費の違いについてご紹介しました。
依頼先によって設計費の扱いや相場が変わってくるので、それぞれの特徴を理解して、注文住宅の建設を考えましょう。
当社でも、注文住宅の設計に携わっているため、註文住宅にご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。