注文住宅を建てる方で、トップライト(天窓)をただ採光や風通しのためのものだとは思っている方は多いのではないでしょうか。
あまり知られていませんが、トップライトは採光以外のメリットもたくさんあります。
今回はトップライトの種類とそのメリットについて紹介します。
ぜひ素敵なお家作りのために役立ててください。
□トップライトの種類と注意点をご紹介!
トップライトは主に3つのカテゴリーに分けられます。
1つ目はフィックス(固定)タイプのトップライトです。
このタイプは文字通り固定されているので開閉することはできません。
そのため、風通しを求めてトップライトを設ける方には不向きです。
しかし、トップライトの中で最も安い価格で設置できます。
2つ目は、手動タイプのトップライトです。
棒やハンドルを自分で操作して手動で窓を開閉できます。
3つ目は電動タイプのトップライトです。
こちらはリモコンによる窓の開閉操作だけでなく、雨を感知すると自動で窓を閉めてくれるセンサー機能もついています。
□注文住宅でトップライトを設けるメリットをご紹介!
トップライトは壁面の窓よりも採光に優れていますが、そのメリットは家を明るくするだけではありません。
先程も述べたように、開閉式のトップライトなら風通しを良くできます。
夏場には、部屋の上部にたまった熱気を外に逃がすのにも有効でしょう。
このような、トップライトの採光や風通しの良さは光熱費の削減にもつながります。
日中は照明要らずで、冬なら部屋全体を暖めてくれます。
また、密集した住宅地の場合、プライバシーや防犯の観点から壁面の窓を開けるのには抵抗があるという方でもトップライトなら気兼ねなく開けられるのではないでしょうか。
さらに壁面の窓をなくすことで室内のインテリアの配置もやりやすくなります。
子育てをする方なら、トップライトは子どもの感性を育む環境にも適しています。
雲の移ろいや星などの自然を身近に肌で感じられます。
以上のように、トップライトは様々な側面からメリットを感じられます。
予算と得たい効果を合わせてトップライトの種類を選ぶと良いでしょう。
□まとめ
今回はトップライトの種類とメリットについて紹介しました。
特にメリットについて、知らなかった部分が多かったのではないでしょうか。
自分のお家にはどんな窓が良いかわからな方や、トップライトについてもっと詳しく知りたい方はお気軽に当社までご相談ください。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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