戸建で和風モダンをお考えの方はいらっしゃいませんか。
和風モダンは「和とモダン」を取り入れることで、日本の昔ながらの居心地の良さに加えて現代的なデザインに仕上げられます。
このような和風モダンの家でどんな暮らしができるのでしょうか。
今回は、和風モダンの特徴と演出するためのポイントについて紹介します。
□和風モダンの特徴について
和風モダンは和風とモダンのデザインを取り入れた建築で、モダンの直線的なデザインや素材の質感を生かしたシンプルなデザインに和風の良さを取り入れていることが特徴です。
木や竹、珪藻土などの天然素材を多く用いられているため、自然な雰囲気で落ち着いた印象を与えます。
この天然素材は年月とともに素材の変化を楽しめるため、飽きることなく長い間住むのに適しています。
□和風モダンな家を演出するためには
1つ目は、トーンを抑えるようにします。
部屋にある家具やカーテン、椅子、机などの派手な色を避けて彩度の低いものを用いて、素材と落ち着いた色合いのバランスを考えるといいでしょう。
天井、壁、床は全体的に抑えた色にすることで落ち着いた雰囲気にします。
床に畳を敷いたり、壁を漆喰に用いて和の要素を取り入れることで演出できます。
1つのライトで部屋全体を明るく照らすのではく、間接照明やスタンドで光を分散させて光のトーンを抑えることがおすすめです。
2つ目は、出入り口に格子状のデザインを用います。
例えば、押し引きタイプのドアでなく、スライドタイプのドアにデザインを用いると和風を演出できます。
3つ目は、家の内装のみではなく、外観にもこだわることです。
屋根の形や造りを大胆でシンプルなものを用います。
例えば陸屋根や切妻屋根に組み合わせるのではなく、大きな屋根で覆っていると和風モダンを演出できます。
4つ目は、外観の彩度の強い色は避けます。
例えば、白やグレー、黒、ブラウンといった落ち着いた色を組み合わせるようにしましょう。
5つ目は、庭と縁側で和風を演出します。
家と外を繋ぐ廊下の役割を持つ縁側は和風の趣を取り入れられます。
庭をつくるスペースがない場合は小さな坪庭をつくることがおすすめです。
□まとめ
今回は和風モダンの特徴と戸建を和風モダンに演出するためのポイントについて紹介しました。
和風とモダンのデザインを融合することで、おしゃれと落ち着きが手に入れられる建築である。
ぜひ戸建の和風モダンを成功させてくださいね。
何かご不明の際はいつでも当社にご相談ください。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
最新の投稿
- 2024年11月22日情報ブログペットと暮らす家づくりのポイントをご紹介!
- 2024年11月18日情報ブログ注文住宅の動線計画についてご紹介!
- 2024年11月14日情報ブログ注文住宅の外壁素材の選び方をご紹介!
- 2024年11月13日情報ブログトップライトとは?メリット・デメリットと選び方のポイントを解説します