鳥と暮らす家づくりをする際にはどのようなことに気をつけたら良いのでしょうか。
犬や猫などの他のペットにはない特徴があるため、鳥とともに家で過ごすためにはいくつかのポイントを押さえることが重要です。
そこで今回は、鳥と暮らす家づくりのポイントについて解説します。
ぜひ参考にしてください。
□鳥と暮らす家づくりの4つのポイント
1つ目は、飼育スペースに注意することです。
鳥の習性として、人懐っこく寂しがりやな点があります。
そのため、鳥かごを置く位置はリビングなどの家族の姿が見えるところが望ましいでしょう。
また、鳥は温度に敏感なため、エアコンの風や直射日光が当たる位置は避け、鳥がリラックスして暮らせる場所に鳥かごを置くことが理想です。
2つ目は、掃除をしやすい床材にすることです。
鳥は散歩に連れていく必要はありませんが、毎日決まった時間に部屋に放鳥させてあげることが必要です。
そして、鳥は基本的にトイレをしつけられないため、その放鳥の際にフンをしてしまうことがあります。
また、羽の生え変わりの時期には、「脂粉」という白い粉が散るので、掃除しやすい床材を選ぶことが大切です。
3つ目は、防音対策です。
これはオウムや大型のインコを飼う際に特に必要な注意事項です。
それらの鳥は鳴き声がとても大きいため、近所迷惑や睡眠妨害を避けるために、防音対策が必要なことがあります。
具体的には、床や天井を二重構造にしたり、吸音素材の壁にしたりといった対応の仕方があります。
また、簡単な対策としては鳥専用のアクリルケースを使う方法も有効です。
これを使うと、呼吸のための通気孔があるものの、かなりの音を防げます。
4つ目は、空気を清潔に保つことです。
鳥は体が小さく、呼吸器系が繊細なので、人間であれば、全く影響のない微量の化学物質やカビに影響を受けやすく、その結果病気になってしまうことがあります。
鳥が健康でいられるように空気環境を美しく保つことが大切です。
そのためには、エアコンや空気清浄機といった空調システムが欠かせません。
空調設備を用意することで、ご自身では防げない外から入ってくる外気にも対応できます。
□まとめ
鳥と暮らす家づくりのポイントについて解説しました。
鳥が持つ独特の特徴を理解した上で、人間と鳥がともに快適に暮らせる家づくりをしたいですよね。
当社では鳥と暮らすより住み良い家づくりをしたい方のご要望もお聞きいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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