ペットを飼っている方の多くは、家族の一員であるペットのことを考えた家づくりをしたいのではないでしょうか。
ペットの習性や特徴を理解した家づくりをすることで、人間もペットも共に快適な家を建てられます。
そこで今回は、猫と暮らす家づくりについて詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
□猫の習性を考えた家づくりの3つのポイント
1つ目は、猫が脱走しないようにすることです。
室内飼いの猫が外に飛び出てしまうと、事故にあったり、野良猫と喧嘩して怪我をしたりといった危険にさらされてしまいます。
脱走の対策としては、玄関の手前の廊下や階段に扉を作ることや、窓にストッパーをつけることがあります。
2つ目は、傷つきにくい壁紙にすることです。
猫の習性の1つに、爪を鋭く保ったり、マーキングしたりするための爪とぎがあります。
その爪とぎをするために猫が壁紙を引っかいてしまい、壁紙がはがれることが多いので注意が必要です。
室内でペットを飼う方向けの傷がつきにくい壁紙は剥がれにくいため、猫の爪とぎ防止になります。
また、そのような爪とぎできない壁紙にした場合は、猫のストレス緩和のために別途爪とぎを設置するのがおすすめです。
3つ目は、手入れしやすい床材にすることです。
猫は毛を多く落とす上に、トイレを室内に置くため衛生面が気になってきます。
それらの対策としてペット用のフローリングやフロアマットを使えます。
高い撥水性を持ち、凹凸が少ないため掃除しやすく、引っかき傷がつきにくいペット用の床材は種類豊富なので、インテリアに合わせやすいのも魅力的です。
□猫と暮らす家に作りたい設備について
室内飼いの猫にも野生の猫の本能があります。
そのことを理解して、家づくりの際には猫がストレスを感じない快適な、以下の設備を家に取り入れましょう。
1つ目の設備は、猫用ドアです。
自由に部屋を移動できないと、猫がドアを引っかいたり、猫が部屋に閉じ込められてしまっていたりといった問題が発生します。
猫用ドアを作ることで猫にとって快適な住まいになります。
2つ目の設備は、キャットタワー・キャットステップです。
猫は獲物を狩る習性があるので、高い場所は猫にとって居心地の良い場所です。
キャットタワーやキャットステップを取り入れると、猫の運動不足を解消したり、猫が楽しく暮らせたりする家になります。
□まとめ
猫と暮らす家づくりのポイントと、取り入れたい設備について解説しました。
猫の習性に応じた設備を取り入れることで、猫にも人間にも心地の良い家ができ上がります。
当社では、猫と人が快適に暮らせる家づくりをしたい方にも対応した相談をしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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