注文住宅では、契約までの手続きや、間取りや設備などの話し合いなど、多くの手間がかかることをご存じでしょうか。
実は、イメージ通りの家を建てるためにやっておくべきことも多いのです。
今回は、注文住宅の仮契約と本契約の違いや、仮契約までに行っておきたいことについて解説します。
□契約は2段階!仮契約と本契約の違いについて解説します。
注文住宅では、家を建ててもらう1つの建築会社と契約を行います。
そして、契約は仮契約と本契約の2段階で行われます。
仮契約とは名ばかりで、本契約する会社をほぼ決定する手続きですので、仮契約の前から注意する点は多くあります。
仮契約の前の段階では、リサーチを行った後に候補となる建築会社を数社程度に絞り、それぞれに見積もり依頼を出してプランを検討します。
比較する中で契約する会社を決定し、仮契約を結びます。
この際、サインと捺印をするだけでなく、申込金と呼ばれる契約の前金を支払います。
この際に支払った申込金は、契約をキャンセルする際返還されないケースも多いため、注意が必要です。
本契約とは、仮契約を行った後、間取りや設備、窓の数や位置など、細かい部分まで決定した後に行う契約のことです。
仮契約の段階では、予算内で家を建てられそうだと確信した1社と契約し、プランを完成させたのちに本契約を行う、といった流れです。
□仮契約までに行うべきことを解説します!
先ほども解説したように、仮契約は取引相手を決定する、非常に大切な契約です。
そのため、それまでに行うべきことがあります。
まず、見積もり金額は本体工事以外にも、それ以外にかかる費用を足した、総額で提案することです。
建築会社によって見積もりの計算方法が異なるため、そのままでは見積もり費用を比較できません。
さらに、通常の見積もり費用では、設備のグレードアップなど、オプションの費用は含まれないことが多いです。
そのため、建設費用以外も含めた総額を出してもらったうえで、比較、検討を行いましょう。
また、事前に導入したい設備などが決まっていれば、メーカーのショールームにて設備の価格帯を聞けますので、ショールームに足を運ぶのもおすすめです。
□まとめ
今回は、注文住宅の仮契約と本契約の違い、仮契約までにやるべきことについて解説しました。
仮契約は、自分の夢を託す相手を決める重要な手続きです。
この会社なら自分の希望通りの家を建ててくれる、と納得できるまで、慎重に検討しましょう。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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