注文住宅と言えば、1から設計できる自由度の高さや、誰も済んだことのない家に住めるのが魅力ですよね。
しかし、建売住宅や中古住宅のリノベーションに比べて、入居までにかかる期間が長いなど、様々な相違点があります。
今回は、注文住宅と建売住宅の違いや、それぞれのメリットについて解説します。
□注文住宅とは?建売住宅との違いを解説します!
注文住宅とは、土地を選び、建築士に設計を依頼し、自分の建てたい家や、要望などを伝えてプランを立てたうえで建設する住宅です。
1から自分たちで設計するフルオーダーと、ある程度プランが決まっていて、設備など細かい部分のみ選択するセミオーダーがあります。
予算が1000万円程度の場合、セミオーダーのケースが多いのです。
建売住宅とは、端的に言えば土地と建物をセットで購入する住宅です。
建物は竣工済みのケースもあれば、後から建てるケースもあります。
竣工済みの建売住宅の場合、注文住宅に比べて自由度が低い点がデメリットですが、契約後すぐに入居できる点がメリットです。
□注文住宅、建売住宅のメリットを解説します!
特にフルオーダーの場合、注文住宅の最大のメリットは、自由度の高さでしょう。
建物の構造や間取りなど、予算に応じて要望通りの家が建てられます。
特に建物の構造などは、リノベーションであっても実現が難しいでしょう。
注意点としては、土地によっては要望が通らない場合もあることです。
建設会社との打ち合わせの際には、確認することが大切です。
また、将来リフォームすることを見据えて設計できる点もメリットでしょう。
子供が家を出た後のことなども考えて設計できるのは、注文住宅ならではのメリットです。
建売住宅のメリットは、設計などの手間がない分、家の設計の打ち合わせなどが少ない点です。
土地と住宅をセットで購入するため、契約の手続きも比較的簡単になります。
また、建売住宅は自由度が低いと思われがちですが、選択肢は豊富で、注文住宅ほどではないものの自由度は高いのです。
そして、注文住宅に比べて価格が安いことも魅力でしょう。
□まとめ
今回は、注文住宅と建売住宅の違いや、それぞれのメリットについて解説しました。
注文住宅は自由度が高い分、オーダーメイドのためかかる費用が高くなることや、設計などの手間がかかること、土地と別々に購入することが多く、手続きが面倒な点に注意が必要ですね。
この記事がお役に立てますと幸いです。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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