前回は、注文住宅を建てて後悔した事例について解説しました。
後悔しないためのポイントは様々ですが、最も気を付けなければならないのが生活動線です。
人生で一度の買い物であろうマイホームで、後悔したくありませんよね。
今回は、注文住宅を建てる際に、後悔しないためのポイントについて解説します。
□生活動線が特に大切!後悔しないためのポイントを解説します!
1つ目に、収納スペースの設計は慎重に行うことです。
注文住宅では自由度が高く、考えることも増えるため、収納など細かい部分の設計を怠りがちですが、収納スペースの過不足や、使いづらさで後悔している方は多いのです。
収納スペースを考える際のポイントは、どの部屋で何を使うか予測することでしょう。
収納の大きさだけでなく、どこに設置するかも非常に大切です。
そのため、生活動線を意識した配置を行い、利便性を高めましょう。
また、ウォークインクローゼットを取り入れるのも有効な手段でしょう。
ウォークインクローゼットとは、人が通れる広さを確保したクローゼットを指します。
着替えをクローゼット内で済ませられる点が便利です。
また、春夏用と秋冬用の衣類をそれぞれまとめて収納しておくと、衣替えの際に衣類を整理する必要がなく、便利でしょう。
気温に合わせたコーディネートも容易に行えます。
2つ目に、窓の位置や枚数、大きさを慎重に検討することです。
採光のために窓を増やした結果、家具を置ける面が減る、高さのある家具を置けなくなる等、レイアウトに制限が生じるケースがあります。
窓を配置するうえで大切なのは、数や大きさではなく、配置です。
周辺環境から、どの位置であれば光が入るのか、確認を怠らないようにしましょう。
また、光を取り込みづらい場合には、天窓をお勧めします。
天窓とは、天井に設ける窓を指します。
天井に設置するため、部屋の広範囲に光を取り込めるだけではなく、近隣住民の視線がないため、プライベートの確保も両立できます。
3つ目に、コンセントの位置を慎重に検討することです。
収納のケース同様に、細かい部分のため設計を怠りがちですが、コンセントの位置が適切でないと、必要な場所にコンセントがなく、不要なところにコンセントがある、という状態ン陥ります。
□まとめ
今回は、注文住宅を建てる際に後悔しないためのポイントについて紹介しました。
細かい部分まで時間をかけて設計することが、失敗しないためのポイントと言えるでしょう。
この記事がお役に立てますと幸いです。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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