二世帯住宅では、供用箇所とプライベート箇所に分けられますが、そのうちでもトイレはいくつ必用か?という事になります。
トイレはプライバシーに関わる事が非常に多いので、台所と同様に予算が許すならば各世帯別毎に別々に設置して、2つ以上有った方が良いのです。
トイレを一つにして供用した場合、使用時間が短時間に重なった時や、トイレが空くのを待っていたりする不便さが有り、少し臭いも残ったり汚れている場合も有ります。
また、次に使用する人が同世帯ならばガマンできる範囲内でも、相手方世帯だった場合には不愉快に思う事もあります。
トイレが汚れた場合は、汚した世帯が掃除するのは当然ですが、それを相手世帯に対して言えない事も有ります。
また通常時には、どの世帯が掃除するのかという事も、決めておかなければなりません。
二世帯住宅では同じ家に住むため、何かとお互いに気を使う事が多く、最初は小さな行き違いや遠慮が、やがて大きな不満に発展する事が有ります。
そのような事が起きないように、またプライバシーを守るためにも、なるべく各世帯別に作るようにします。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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