今回は戸建やマンションのリノベーションを検討中の方に向けて、特にリビングのリノベーションに絞って費用、事例を紹介していきます。
具体的なリノベーション事例をいくつか紹介するので、計画を立てる際に参考にしてみてください。
□リビングのリノベーションにかかる費用
リビングのリノベーションにかかる費用を紹介します。
リビングのリノベーションにかける費用は、20~40万円未満が20.3%で最多、続いて40~60万円未満が15.1%、80~100万円未満が13.8%でした。
リビングは浴室やトイレと比べてリノベーションの幅が広がるので、希望しているリノベーションがいくらで施工できるのか、予算内だとどのようなリノベーションが可能なのかを把握しておくと良いでしょう。
例えば、50万円未満でできるリノベーションとしては、壁・天井のクロスの張り替え、フローリングの張り替えなどが挙げられます。
□リビングのリノベーションの例
続いて、リノベーションの事例を紹介していきます。
*吹き抜けを作って解放感をアップ
もともと住まいの中央部分にあった階段を端に移動し、リビングに吹き抜けを作ったことにより、室内空間をより広く使え、縦方向の解放感が生まれました。
*小屋裏を吹き抜け&物干しスペースに
もともとは2階を自身の住宅、1階を賃貸住宅として貸し出していましたが、上下階をまとめて使うためにリノベーションしました。
光が入り明るい2階に浴室以外の生活スペースを集約し、小屋裏には吹き抜けと物干し用のロフトを設けました。
ロフトの床を半透明の素材にすることで小屋裏からの光がリビングまで届きます。
*子どもたちが楽器を練習できる音楽室を設置
床、天井、壁の全てを防音仕様に施工しながらもリビングから中の様子が分かるようにしてあります。
リビングにいる両親の存在を感じながら子どもたちが楽器を心置きなく練習できる空間になりました。
上記以外の事例としては、リビングの2階への移動というのが一戸建てのリノベーションで多い事例になります。
部屋が並んでいた2階の間切りをなくし、LDKとすることで広々とした開放的なLDKになります。
□まとめ
今回は、リビングのリノベーションについて紹介しました。
家族団らんの場であるリビングですから、大人も子どもも暮らしやすい場所であってほしいですよね。
階段やリビングの移動、間切りの解消など、大胆なリノベーションも選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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