最近の注文住宅では、北欧風の家が人気となっていますが、いざ設計するとなるとどういった要素が北欧風なのかわからないといった声をよく耳にします。
せっかくの注文住宅ですから、イメージ通りの北欧風の家を建てたいですよね。
今回は、北欧風の家の特徴について、外側の内側の両面からご紹介していきます。
□北欧風の家の外観とは
ここでは、北欧風の家を建てる上で欠かせない、外観のポイントを3つご紹介します。
1つ目は、ツートンカラーのシンプルなデザインです。
北欧風の家は、シンプルなデザインの外観が多く、特にツートンカラーの外壁が印象的です。
1階と2階で違う色の外壁を組み合わせたり、外壁と幕板や軒などのライン、窓枠を別々の色にする事で、メリハリのあるオシャレな外装に仕上がります。
2つ目は、大きな屋根です。
北欧の写真集や、絵本でよく見かける、急勾配で大きな屋根も特徴的です。
ドーマーという小屋根を設けて窓を設置すると、自然光が差し込みやすくなり、通気性も高まるといったメリットもあります。
3つ目は、木製サッシを使った大きな窓です。
北欧は寒さが厳しく、日照時間も短いため、窓を大きくして、少しでも多くの自然光を取り込もうとする工夫が見られます。
ただ、窓が大きいだけでは熱が逃げてしまうので、窓は断熱性の優れた3層ガラスを用いることが多いです。
高い断熱性のある木製サッシが基本で、北欧住宅の温かみのある外観として人気です。
全体として、北欧風の家は断熱性に優れた暖かさがあり、作りやすくメンテナンスをしやすいのも特徴です。
□北欧風の家の内装や設備とは
北欧風の家に見られる、内装や設備の特徴を3つご紹介します。
1つ目は、戸外室です。
北欧の夏は短いため、束の間の夏を楽しむために縁側のような戸外室を設置している家が多いです。
2つ目は、サウナです。
日本では、サウナといえば温泉や銭湯で楽しむのが一般的ですが、北欧ではサウナが自宅に設置されているというパターンも多いです。
3つ目は、薪ストーブです。
日本ではあまり見る機会のない薪ストーブですが、北欧、特にデンマークでは国内で薪ストーブの普及率が50パーセントを超えています。
薪ストーブは、部屋を暖めてくれるだけでなく、癒しの効果もあるとされています。
□まとめ
今回は、北欧風の家の特徴について、外観と内装の両面からご紹介しました。
北欧住宅の特徴をうまく取り入れながら、快適でオシャレな家づくりをしてみてはいかがでしょうか。
当社では、お客様の家づくりのサポートをしています。
ご不明点がありましたら、お気軽にご相談ください。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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