地震対策の中に耐震と制震の違いがありますが、どちらも大きな地震が起きたときに揺れに耐えることを言います。
両者に明確な違いはありませんが、基礎部分に耐震ゴムなどで対策をとられた建物を耐震構造と言い、建物の中間階で制震ダンパーなどを用いて揺れを吸収する対策をとられた建物を制震構造と言い区別しています。
この区別は明確なものではありませんが、耐震構造と言われるものの中に、耐震ゴムにより建物に入る地震力を弱める工法を取るものがあります。
制震とは地震力を制御するという意味ですが、制震ダンパーが使われているタイプを指すのが一般的です。
このダンパーは大きな揺れを建物に取り付けた特殊な装置により吸収し、熱エネルギーとして発散してしまうものです。
ダンパーが用いられるのは新築の建物よりも、耐震改修が行われる建物で多く使われます。
地震対策はさまざまな方法でなされ、大きな揺れに対して部材を太くして抵抗する方法や、揺れを建物に入らないようにする方法、揺れを何らかの別のエネルギーに変換してしまう方法などが考えられています。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
最新の投稿
- 2024年11月22日情報ブログペットと暮らす家づくりのポイントをご紹介!
- 2024年11月18日情報ブログ注文住宅の動線計画についてご紹介!
- 2024年11月14日情報ブログ注文住宅の外壁素材の選び方をご紹介!
- 2024年11月13日情報ブログトップライトとは?メリット・デメリットと選び方のポイントを解説します