「注文住宅を建てたいけど予算が心配」
「低予算でも注文住宅って建てられるの?」
注文住宅をお考えの方で、このような悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
自分好みにできる注文住宅は魅力的ですが高額なイメージがありますよね。
そこで今回は注文住宅の費用内訳とコストダウンのコツについて解説します。
□注文住宅の費用内訳とは
注文住宅にかかる総費用の平均額は約3000万円です。
この総費用の内訳は大きく3種類に分けられます。
1つ目は本体工事費用です。
本体工事費用は総費用の約70~80パーセントにあたります。
仮設工事や基礎工事、木工工事といった構造に関する工事費用や、外装や屋根の工事費用、電気の配線や水道の配管工事費用などが含まれます。
2つ目は付帯工事費用です。
付帯工事費用は総費用の約15~20パーセントにあたります。
元々土地に建物が建っていた場合の解体費用や、庭や駐車場などのエクステリア工事に関連する費用、照明やカーテンなどの電設、インテリアに関連する費用などが含まれます。
3つ目は諸費用です。
諸費用は総費用の約5~10パーセントにあたります。
契約に関係する手数料や、火災、地震保険費用、仮住まい費用、引っ越し費用などが含まれます。
□コストダウンのコツとは
1つ目は建物の形状をシンプルなものにすることです。
L字型の建物のように、角が多く構造が複雑な建物になればなるほど、柱や壁の数を増やす必要があるなど手間がかかるのでその分人件費も高くなります。
総2階建てのように四角いシンプルな形状の建物にするとコストダウンになります。
また、屋根も同様の理由でシンプルな切妻屋根や片流れ屋根にすると良いでしょう。
2つ目は間仕切りの数を少なくすることです。
間仕切りを少なくする、つまり部屋の数を減らすと壁や柱の数が減るので必要な建築材が減りますし施工時間の短縮につながるので人件費も抑えられます。
間仕切りを少なくすると、1つの部屋が広く開放感がある家になります。
3つ目はこだわりたいところを厳選することです。
設備や建材をすべてこだわってしまうと非常に高額になってしまいます。
こだわりたいところだけグレードを高め、そうでないところはグレードを低くしてコストダウンを図りましょう。
□まとめ
今回は注文住宅の費用内訳とコストダウンのコツについて解説しました。
こだわりぬいた注文住宅は高額になりやすいですが、適度に妥協してコストダウンを図ることで1000万円台という低予算も注文住宅は建てられます。
予算内で建てられるか悩んでいられる方はぜひ当社までお問い合わせください。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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