「内装にどんな素材を使えば良いか分からない」
「自分に向いている素材を知りたい」
注文住宅をお考えの方で、このような悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
素材が違えば家の雰囲気は大きく変わります。
そこで今回は人気の内装素材とその特徴についてご紹介します。
□人気の内装素材とは
1番人気があるのはクロスです。
耐久性が高く、安価なものも多いコストパフォーマンスの高さが圧倒的なシェアを誇っている理由ですね。
施工方法もシンプルで、メンテナンスの張替えの際も短時間で作業できます。
2番目に人気があるのは塗り壁です。
職人が1つ1つ手作業で仕上げていくため、時間と費用はかかりますが味のある仕上がりになるのが人気の理由です。
3番目に人気があるのは木材です。
香りが良く、自然を感じられるので癒し効果の高さが魅力です。
しかし、メンテナンスが大変で、建設費用も多くかかるので人を選ぶ素材ですね。
□どんな特徴がある?
1番人気があるクロスは、ビニールクロスや紙クロス、織物クロスなどがあります。
ビニールクロスは他の内壁素材に比べて安価なものが多いです。
耐久性に優れ、メンテナンスが簡単であるのに加え、様々な柄や色から選べるので万人受けする素材と言えるでしょう。
紙クロスは環境にやさしく吸音性に優れていますが、水や擦れに弱いです。
織物クロスは重厚感、高級感があり耐久性にも優れていますが、ホコリを吸着しやすく、高額な傾向にあります。
2番目に人気のある塗り壁は、仕上げに何を塗るかによって、漆喰や土壁、プラスターなどに分類でき、いずれも調湿効果を持ち、防火性や断熱性に優れているのが特徴です。
漆喰はなめらかで白く、殺菌効果が優れています。
土壁は昔ながらの家屋でよく用いられており、和風の家にしたい方におすすめです。
プラスターは漆喰よりも安価でありながらも、「西洋漆喰」と呼ばれることもあるほど漆喰のような白さを持っています。
3番目に人気のある木材は、丸太からそのまま切り出した無垢材と、薄い木材を複数貼り合わせた合板があります。
無垢材は調湿効果を持ち、吸音性に優れていますが、湿気を含みすぎると木材が反ったり割れたりするので扱いには注意が必要です。
また、他の内壁素材に比べて高価な傾向にあります。
合板は木の質感をしっかり感じられつつも、基本的には無垢材より安価な傾向にあります。
木材ですので、無垢材と同じく水分には注意して扱う必要があります。
無垢材も合板も選ぶ樹種によっては経年変化や香りを楽しめます。
□まとめ
今回は内装素材別の特徴と人気順についてご紹介しました。
内装は使う素材によって質感や色が全く変わってくるので、家の雰囲気を大きく左右する要素と言えます。
メンテナンスの仕方もそれぞれ違うので、自分に合うものをじっくり検討してみてくださいね。
http://sekidesign.com/
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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