注文住宅を建てる方の中で、家事や掃除を楽にするのに重要な収納を慎重に考えたい方は多いと思います。
今回は、収納を楽にする間取りアイデアや収納を作る際に事前に考えるべきポイントをご紹介します。
何か参考になることがありましたら幸いです。
□上手に収納できる間取りのアイデアとは?
この章では、きれいな家を維持するのに大切な収納の間取りについてご紹介します。
場所別にご紹介するので、是非参考にしてください。
1つ目はリビングです。
リビングは家族が毎日使う場所なので、きれいに保ちたいですよね。
そんなリビングは、いつでも取り出せる場所に掃除用具の収納場所があると便利です。
例えば、デッドスペースを使って掃除機の収納スペースなどを確保するのはいかがでしょうか。
散らかりがちなリビングですが、デッドスペースを使って収納を作ると部屋がすっきりとした印象になります。
2つ目はキッチンです。
キッチンは収納を置くと通路が狭く不便でなってしまいます。
そこで、動線の邪魔にならないような床下収納などの導入をおすすめします。
また、思い切ってパントリーを確保すると調理スペースが広く保てるので便利です。
3つ目は洗面所です。
洗面所は意外と物が多いですよね。
毎日使う場所なので、収納は使いやすさを重視して工夫しましょう。
例えば、タオルや化粧品などの使用頻度が高いもの取り出しやすい棚にしまうのがおすすめです。
4つ目はトイレです。
トイレは狭いので、デッドスペースはうまく活用しましょう。
壁などに収納を確保して、トイレットペーパーや掃除道具を片づけると良いでしょう。
5つ目は玄関です。
玄関に片づける物は、意外と靴だけではありません。
特に小さなお子様がいらっしゃる場合は、遊び道具などもありますよね。
また、傘などの雨具も玄関に片づけます。
そんな意外と収納するものの量が多い玄関は、利便性を意識して収納するようにしましょう。
例えば、使用頻度の高い靴は、出し入れしやすい場所に片づけるといった簡単な工夫だけでも十分です。
以上、場所別に収納の間取りや工夫をご紹介しました。
ぜひ参考にしてください。
□収納を作る前にやるべきこととは?
この章では、収納を作る前にやっておくべきことについてご紹介します。
1つ目は何をどこで使うのかを把握しておくことです。
きれいな家を維持するためには、使用場所と収納場所を近くしておくことが大切です。
なぜなら、動線をスムーズにすると出し入れが楽に行えるからです。
きちんと自分のライフスタイルを考えて収納を作る場所を考えましょう。
2つ目は収納の広さを決めることです。
家の物は年々増えていくものですよね。
収納のスペースは、今ご自身が使っている収納スペースよりも余裕を持って確保するのがコツです。
現在お住いの家の収納を確認して、それをベースに新居の収納量を決めましょう。
3つ目は収納の奥行を決めることです。
意外と収納の奥行きを決める際に失敗される方は多いです。
なぜなら、奥に物がたくさん収納できたとしてもなかなかうまく活用するのが難しいからです。
何をどこに片づけるのか決めて、適切な収納の奥行きを確保しましょう。
4つ目は収納の数を決めることです。
収納の数を決める時には、適切な収納量を確保することが大事です。
多すぎても少なすぎてもきれいな部屋は維持できません。
生活動線やライフスタイルを考えて、便利な場所に必要量の収納を設置しましょう。
□まとめ
今回は、注文住宅を建てる際に重要な収納についての情報をまとめてみました。
何か参考になることはありましたか。
収納を作る際に役立つことがありましたら幸いです。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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