「注文住宅で内装をおしゃれに設計したい」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
自分なりにこだわって設計しても、結果的に安っぽい家になってしまう可能性があります。
そのため、今回は内装をおしゃれに設計する上で失敗しやすい原因や工夫についてご紹介します。
□内装が安っぽくなってしまう原因とは
内装のイメージを大きく変えるのは壁紙です。
面積が広いため、質の低いものを選ぶと安っぽさが際立って見えます。
派手すぎるデザインや明るい色は特に失敗しやすいです。
リビングや寝室など、人の出入りが多い部屋の設計は慎重に選びましょう。
使用頻度が高く、家の中心に位置するキッチンがアパートに使われているような安価なものの場合、家が安っぽく見えてしまいます。
さらに安いキッチンは水垢やシンクの汚れ、油汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。
そのため、安いキッチンは使い勝手が悪い場合が多いです。
キッチンは少し値段が高くても、自分が使いやすいものを選ぶことが大切です。
バスルームも同様です。
安価なバスルームの場合、水垢が目立ったりするようになったり、すぐにカビが生えてきたりします。
見た目だけではなく、衛生面も残念な状態になる可能性があります。
キッチンやバスルームは、毎日使うものです。
だからこそ、キッチンやバスルームなどの水回りはこだわって選ぶ必要があります。
フローリングの素材も大切です。
小さい子どもがいる家庭では、床の傷は避けられません。
しかし、「どうせ傷ついてしまう」と考え、安っぽい床材を選ぶと、予想以上に傷が目立ちます。
特に、ビニール床のような素材は、傷が目立ちやすく、安っぽいと感じる人が多いです。
床材も壁材と同様に目につきやすい内装部分になるため、慎重に選びましょう。
□内装をおしゃれに設計するポイントとは
フローリングと壁のバランスが大切です。
壁紙を派手なデザインにする時は、床の色を抑えることでバランスを取り、すっきりとおしゃれに見せます。
部屋によってテイストの異なる住宅は、アンバランスな印象になってしまうことが多いです。
全体的に統一感がとれた住宅はおしゃれな印象になります。
初めて注文住宅を建てる場合は、テイストをまとめることがおすすめです。
□まとめ
今回は、注文住宅で内装を設計する上で失敗しやすい原因や工夫についてご紹介しました。
しかし、内装を設計するにも予算と見合うか検討する必要があります。
注文住宅の内装設計に何かご相談がありましたら、当社にお気軽にご連絡ください。
投稿者プロフィール
- はじめまして。兵庫県神戸市で一級建築士として活動している石憲明(せき のりあき)です。「seki.design」では、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に、注文住宅やマンション、別荘、クリニックなど、幅広い建築物の設計・監理を行っています。
私が大切にしているのは、クライアントとの対話です。一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添い、その人にとって最適な「住まいのかたち」を提案しています。デザイン性と機能性の両立を追求しながら、地域に根差し、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた空間づくりを目指しています。
「こんな住まいが欲しい」「この空間で過ごしたい」と感じていただけるような建築をお届けしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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